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@reads193
2026年5月18日
地球にちりばめられて
多和田葉子
読み終わった
他人にあらすじを説明できない小説だ。
日本と思われる国がなくなってしまって、地球上に散らばった仲間を探して旅をするんだ。簡潔にまとめるとこうだけど、これじゃこの本の主要テーマの言語が全く入ってこない。読まないと魅力が伝わらない小説は、私は好きだ。
日本がどうしてなくなってしまったのかという謎には全く触れられないまま、旅仲間だけがどんどん増えていく。物語は膨らむ一方だけど、果たして全て回収されるのか。
登場人物が代わる替わる進行役を務めていく形式が、V.ウルフの「波」に近いものを感じた。互いの話がシンクロする部分もあるけど、ピッタリ重なるわけではない。ぼんやり読んでいるといつの間にか遠くへ連れてこられている感じ。舞台演劇っぽい。




