一年とぼける "裸足で逃げる" 2026年5月18日

裸足で逃げる
裸足で逃げる
上間陽子
『海をあげる』読んでいたし、ある程度覚悟して読み始めたけどやはり読んでて辛くなる。平易で読みやすい文章は、読みやすさの為というよりむしろインタビューの中身を削ぎ落とさない様に丁寧に書かれた結果かと思わされる。過分も過不足もなく書き出した結果の平易さ。 感想として何を学べたか、と言った啓蒙に逃げようとしてしまいがちになってしまうが、帯で岸政彦さんが「今度は、私たちが上間陽子の話を聞く番だ。」と書いている通り、まずはただ受け止めたい。どうするか、何が出来るかと考えながら読むのも大切だけど、「ある」という現実を否定せず脇に置かずに読むことができただろうか、と読み終わって思う。 打越正行さんのお名前がちょくちょく出てくるのも少し悲しい。
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