裸足で逃げる

34件の記録
- しお@landscape_2025年4月28日読み終わったつらい思いをしている女の人の話を読むと、自分がその人を助けることをサボっているような変な罪悪感に襲われるので手に取るまでかなり躊躇ったんだけど。上間陽子さん文章うますぎる。とくに美羽と翼の話がなにかのお話のようだった。夫に殴られた翼のところへ来た美羽が「大丈夫?」と尋ねる代わりに自分も殴られたようなメイクを施して、二人で写真を撮るところ。 「調査する人生」で上間さんは和樹の話も聞いた、と話していたので、探して読みたい。
- 木村久佳@kuCCakimura2025年3月16日読み終わったクィア・フェミニズム@ ゆうらん古書店なにかのバラエティで、沖縄のキャバクラで働く女の子たちは、同じ中学や高校の先輩がキャバクラで働いてて、卒業後にそのツテで紹介されて就職する子が多いんだよ、という話を聞いたことがありました。 そのときは「へえ、そうなんだ」とか「私が学生の頃もアゲハ流行ってたしな」とか思うくらいでした。 でも考えてみれば、中学とか高校を出たばかりの女の子たちが、ツテでキャバクラで働く事例が多いなんて、おかしい。 もちろん働きたくて働いている子もいるでしょう。 だけど、都心であれば、親がちょっと頑張って高校なり短大なり専門なり行かせてあげて、就職もより有利にさせてあげるものでしょ、と思うのに、沖縄にはそういう意識下で育ててもらえない子がいて、キャバクラで働いている。そう考えると「なんでそんな事例が多いのか」が腑に落ちます。 バラエティが嘘をついてたわけではありません。裏に隠れた事情も番組の構成的に調べる必要がなかっただけで、別に隠していたわけではないでしょう。 でもきっと、同じバラエティを見ていた人の中には「あれ?」と思った人がいるはず。 私は気づけませんでした。へえ、で終わって、ふうん、で終わった。 そういうことに気づけない自分が、一番不甲斐ないな、と思います。