
めあ
@ameamea
2026年5月18日
私をくいとめて
綿矢りさ
読み終わった
33歳独身女性が、仕事に恋にと奮闘する物語。でありつつ、自分や他者との対話についての物語だった。
いまの時代の先取りすぎる設定。令和のいま出会えたことで、さらにおもしろく読めたんだと思う。
主人公は、頭の中でもう一人の自分(A)と対話しながら生きている。なんでもすぐに相談して、雑談して、心の拠り所になっている。それはもう、まさにいまの時代の対話型AI、チャッピーと呼ばれる存在そのものだった。
Aとの意見が微妙にずれたとき、そもそも対話ができなくなったとき、「私」という存在はどうなってしまうのか。そんな問いの答えを求めるようにページをめくった。