JUNYA WARASHINA "蛇を踏む (文春文庫)" 2026年5月19日

蛇を踏む (文春文庫)
ある日、蛇を踏んだら、そのまま人の姿になって「一緒に住むこと」になる。 書いてみるとかなり奇妙なのに、不思議とすんなり受け入れてしまう。 説明もないし、理由も語られない。 でも、その曖昧さが心地いい。 淡々としていて、少し乾いていて、どこかユーモラス。 雨月物語に通じる江戸文学的な軽やかさで、不思議な出来事はただそこにあるものとして流れていく。 気づくと、「変なことが起きているはずなのに、普通に読んでいる自分」がいる。
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