蛇を踏む (文春文庫)

36件の記録
JUNYA WARASHINA@junya-warashina2026年5月19日読み終わったある日、蛇を踏んだら、そのまま人の姿になって「一緒に住むこと」になる。 書いてみるとかなり奇妙なのに、不思議とすんなり受け入れてしまう。 説明もないし、理由も語られない。 でも、その曖昧さが心地いい。 淡々としていて、少し乾いていて、どこかユーモラス。 雨月物語に通じる江戸文学的な軽やかさで、不思議な出来事はただそこにあるものとして流れていく。 気づくと、「変なことが起きているはずなのに、普通に読んでいる自分」がいる。
- べべこ@bebeko2026年5月7日読み終わった不気味さの具合に品がある不思議な世界。 不気味だと感じるのは得体の知れない人や生き物や物が登場し、当然に自然に存在しているからなのか。品があると感じるのは気味が悪いと感じられる出来事が淡々と語られているからなのか。

米谷隆佑@yoneryu_2025年8月11日読み終わった最初は、蛇が柔らかいと思って読んでいた。踏まれて溶けたり、女に変身したりするから。質量のない蛇を考えていた。小説にできることは、全体の調子を崩さずにうまくまとめることだと思う。軟派なひらがなや川上弘美の文体は、やはり蛇と世界をやわらかくして、淡い輪郭を保ったまま謎を深めて強引に流してしまう点に、彼女の信じる生物と無生物の虚構が見えてくるようだ。現実の蛇は硬い皮膚があって、背骨があって、気温に依存した体温が感じられるはずで、うその蛇とこっちの蛇はどうも違うらしい、ということに気が付いたら、光の中で開かれた「蛇を踏む」の世界がばたんと閉じた気がした。
tony_musik@tony_musik2025年7月6日読み終わった静かな狂気を感じさせる点で、川端康成の短編に近い雰囲気があった。奇想天外な展開に思わず声を上げながら読み進めた。『蛇を踏む』と『消える』を読了。



岸川かん@kan-hayu132025年6月14日買った読み始めた古本屋で。閉店時間過ぎてたのに中にいた店主は店を開けてくれた。 『ミドリ公園に行く途中の藪で、蛇を踏んでしまった』という書き出しに惹かれて
月並@yomuyomutomonu2025年4月19日読書会読書会で再読 母娘関係に縛られず、蛇は定型にはまらない生き方へ誘惑する存在で、人間界の母はレールに沿った生き方へのほだし、という新たな解釈が爆誕した

















