くまにい
@kumanonii
2026年5月19日
コンビニ人間
村田沙耶香
読み終わった
居心地の悪さにそわそわしながらも一気読み。
いわゆる”普通の価値観”を持っている友人や同僚達の言動が、極端に合理主義で人の気持ちが理解できない主人公の目と耳を通して描かれる。
この表現が終始秀逸で、登場人物全員にどこか違和感がある。
もう、とにかく気持ち悪かった。
また、明らかに人への興味が薄い、合理主義で人の心に共感できない、こだわりが強いといった点で経験からおそらく主人公はASDなのだろうと推察したが、言及はされておらず、この話ではあくまで主人公とその他の人々の価値観を『人間』というひと括りで比較している。
それもあって周囲には主人公が余計におかしい存在にみえていたのかもしれない。
10年ほど前に出版された本だが、
自他の同一視や同調圧力というような人間の習性が変わらない限りは共感され続けるのだろうなと感じた。


