
けんたろ
@kentaro
2026年5月19日
とらすの子
芦花公園
読み終わった
まず心に残っているのは、物部一族登場したー!やったー!ということ。
やっぱ佐々木事務所シリーズと繋がってたんだ!世界観が広がって、面白いですね。
坂本美羽の性格拗らせてる感じがすごく良かったです。小説家になれなくて自己肯定感がすごく低いのに、自分よりバカっぽく見える人に対しては心の中でボロクソに言ってて、近くにいたらすごく嫌な人だけど小説で一人称で読む分には楽しく読めました。
そんな彼女が白石と交流を深める中で考え方が変わっていく様子も、突飛ではなく自然な流れのように感じられて好印象でした。
彼女の死に様は「よく言った」と褒めてあげたいくらい最高でした。
彼女に変化が訪れた結果の集大成みたいな感じで、グッとくるものがありました。
最後の終わり方も好みでした。ホラーはこういう終わり方じゃないと、っていう感じでした。
井坂の結末も良かったです。あんな状態になってまでも希彦のそばに居たかったんだなぁ。その欲求も、希彦の美貌に取り憑かれた結果なのかも知れないけど。
希彦の悪魔感も凄まじかった。
たぶん、物部斉清でも希彦を屈服させるのは難しいんじゃないかなぁ。『ほねがらみ』のときといい、今作といい、凶悪な悪魔・呪いの類が強すぎる。こんなパワーバランスの中で拝み家をやるのって命が幾つあっても足りないじゃん、と思った次第でした。

