
はるき ⚠︎ネタバレ有⚠︎
@reads_hrk
2026年5月19日
栞と嘘の季節
米澤穂信
読み終わった
登場人物たちが既にある程度の関係性を構築済みだったり、ところどころ『過去の出来事』を共通認識として話が進んでいるのに違和感を覚え、調べてみたらシリーズ小説の二作目でした。なるほど。
違和感はあれど、物語としては独立しており、前作を読まなくても楽しめた。
返却された本に挟まれた一枚の栞から始まる、パンくず広い系ミステリー。
限られた情報を辿りながら紐解いていくのって、なんでこんなに楽しいんでしょうね。
米澤さんは日常の謎の名手だけど、今作を日常とするには少しテーマが重い。
明確な描写や言及はないにせよ、動機のひとつに性加害が絡んでいるだろうミステリーを『日常』とは言いたくない。
高校が舞台で、主な登場人物も学生である物語だから、なおさらだ。
主人公の同級生の女子の言葉に対し、主人公たち男子がピンときていなかったり、物事への捉え方の感覚の小さな違いがリアルだった。
どうしたって、女じゃないと見えない世界というのはある。
※SNSでよく見るような、男女を分断する話をしたいわけではない。
作中でチラチラ出てきた、堀川くんと松倉くんの間に起きたことや関係性などが気になるので、前作も読もうと思う。


