
いちのべ
@ichinobe3
2026年5月19日

読み終わった
「比嘉姉妹」のルーツを知る物語。
怪異により命を落とす人々の様子や、怪異そのものより、疑心暗鬼になり、デマを信じ、暴走する人間たちのほうが、より悍ましく、恐ろしく感じられた。
物語は1980年代の話だが、追い詰められた・抑圧されたマジョリティが、マイノリティをスケープゴートにする。その心理は、2026年の今も怪異よりずっと身近で、恐ろしい。自分がそれに加担する可能性もあるから。
叙述トリックめいて明かされる部分は、自分自身が手がかりを読み落としていたので図星をつかれたし、手書きメッセージを読んで意図に納得もした。
比嘉姉妹の祖母・勝子のキャラクターも魅力的で、このルーツを踏まえて過去作を読み返したくもなった。