
ヤマダ!
@ts_o_tw
2026年5月19日
読んでる
ベルサーニの『親密性』とセットで読む。まえがきからよい。
●
「カウンセリングはマジカルなものではなく、リアルなものである。異世界ではなく、世俗でなされるものである。それは非日常的な営みではなく、日常の延長にある。」
カウンセリングは、カウンセラーと一緒に入った部屋で「ぜんぶよくなる魔法」みたいなものをかけてもらってそれで解決!みたいなマジカルなものではないが、そのことに落胆する必要などなくて、むしろ魔法なんかじゃないからこそ再現可能性がある。
人が、人の「心」が変わる時に、変わっているのは何なのか。
●
「変化は人間にとって自然なことです。逆に変化が起きないならば、僕らの生きることは深い困難に直面するはずです。……しかし、この自然な変化が不全に陥ることがときどきある。そういうとき、カウンセリングという専門的な営みが必要とされることになります。」
カウンセリングと日常との連続性。川の流れを想像した。ふつう水は高いところから低いほうへ流れるわけだが、瓦礫や泥がその流れを堰き止めたりすることもある。それを取り払えば自然とまた水は流れ出す。そういう役割としてのカウンセリング。
根本的な変化や劇的な進化を求めて、一度受けてみて特に心に変化はなく期待はずれだったな、とカウンセリングを辞めてしまう話をしばしば聞くが、カウンセリングは”マジカル”なく、本来起きるべき変化を妨げるものを取り除く地道でリアルな営みであるとカウンセリングを受ける側を認識しておく必要がある。



