
ツキミ姫
@mq
2026年5月19日

富士日記 上巻 改版
武田百合子
まだ読んでる
〈その家は、東京から送らせたダブルベッドの置いてある部屋の屋根が飛んだので、ぴかぴかのダブルベッドは台風の間じゅう、びしょ濡れになっていたそうである。ダブルベッドがびしょ濡れになっているのなどは、はじめて見たそうで「気味のわるいものだ」と関井さんは話した。〉
〈ポコは、馬肉を食べて元気よくなる。風呂をわかす。
今日はお彼岸のお中日だ。
朝 いもがゆ。
昼 いなりずし。
晩 こはん、さつまあげ、ハンペン、みょうがのすまし汁。〉
なんだろね。このよさ…。楽しい文章。
荒川洋治は『日記をつける』のなかで、〈順序も内容も自然な日記なのに、そこにあることが夢のひとこま子ように思えてくる。〉と書いてる。


