
Aruiwa
@atodeyomu
2025年3月21日

息吹
テッド・チャン,
大森望
かつて読んだ
ふと思い出した
ネットで流れてきた漫画『介護ロボに遺産相続5兆円』(龍村景一)を読みながら思い出した。その漫画で描かれるテクノロジーと人間の感情に対する距離感がとてもよく、『息吹』に収録されている「偽りのない事実、偽りのない気持ち」が連想されたからだろう。テクノロジーを介して他者とうまくやっていきたいのであれば、自分を正当化するためではなく自らの過ちを認めるためにその技術を活用した方がいいし、謝罪することは会話を終わらせることでもなければ本人が満足するためでももちろんない(だけど謝罪はえてしてそのように使われる)。チャンのこの小説は、おそらくこの先折に触れて読み返すことになると思う。
