

Aruiwa
@atodeyomu
背を眺めるだけで80点
- 2025年5月18日長距離走者の孤独A.シリトー再読中「それに奴らはきまって、《わたし》とか《おれ》とか言うかわりに、《われわれが》《われわれは》とくる――たった一人の相手に対して、こっちには味方がたくさんいるんだぞという気がして、元気と正義感がわいてくるしくみだろう」 p.41-42
- 2025年5月8日ユリイカ(2025 3(第57巻第4号))小林銅蟲,有元葉子,稲田俊輔,高山なおみ読んでる読んだのは、 藤田周「現代料理の人類学者の自炊でない自炊」 久保明教「おかわりパスタと虚無レシピ」 この2つの論考が隣り合ったのは偶然だろうか、その落差に心がクラクラした。高度な実践としての自炊と、インスタントな救いのある自炊(それは保守的な社会状況を温存または強化する側面がある)の、その間を考えたい。
- 2025年5月8日そろそろ左派は〈経済〉を語ろうブレイディみかこ,北田暁大,松尾匡まだ読んでる新自由主義(ネオリベ)という用語の使われ方が気になって読み始めたら、おもしろくてしっかりめに読み進めてしまった。経済についてちゃんと勉強しないといけない……資本主義が嫌いな人のための経済入門的な本あったよね…… あと、リベラルということばの分裂(ヨーロッパ的な経済における自由主義という意味か、アメリカ的な社会・政治ないしは文化における自由主義か)については良い再認識になった。常に立ち返りたい。人によってリベラルの意味にズレが生じるので、ひとまず基本方針として自分は左翼または左派(レフト)を選びたい。 ※この本を公共的な場にアップするのであれば、以前告発があった北田暁大さんのハラスメント疑惑についても認識しておきたいが、公開されている事実関係があまりにすれ違っておりまだうまく掴めていない
- 2025年5月6日百年と一日柴崎友香まだ読んでる各篇に付けられた内容を圧縮したタイトルが、このように語らなければ本来は短く要約してはいはいと終わってしまうような取るに足らない物語未満であることを、ユーモアをもってドライに示唆しているところがいい。それでも語るということ。
- 2025年5月6日大不況には本を読む橋本治再読中「大資本の登場によって、その地域は一時的に活性化して「発展」の色を見せますが、その発展を持続させるためには、外からやって来た大資本の力に依存し、大資本の存在する「遠くの経済圏の一員」になるしかないのです。それが「侵略」ですが、この「侵略」は、いたって日常的な形で起こります。つまり、「就職」です」
- 2025年4月20日幸せな日々多賀盛剛読んだ世界も宇宙も人間もこれまでずっとそうであったことが詩を読むことで創造されていく、と言いたくなるような壮大な矛盾が文字を通して生身の体にストンと落ちる。本書に通底する「順接」の力が大きく作用していそう。 「幸せな日々」というタイトルに、ちょっとおそろしさを感じる。
- 2025年4月19日
- 2025年4月19日
- 2025年4月18日
- 2025年4月18日龍子 RYUKO(1巻)エルド吉水読み終わった
- 2025年4月15日
- 2025年4月8日わたしの天気予報 (1973年)白石かずこたまにパラパラと矢吹伸彦の装幀に惹かれて購入。 深沢七郎や北園克衛との個人的なエピソードもあり。まだパラパラとしか読んでいないけど、なんとなく信頼できるような印象を受ける。
- 2025年4月7日
- 2025年4月2日
- 2025年4月2日
- 2025年4月1日ゲーテはすべてを言った鈴木結生読み終わった登場するあらゆる人物の生活or知的レベルが高すぎることにびっくりしつつ、引用や盗用の問題に興味があったこともありまあまあ楽しめたと思う。 芥川賞受賞作品を買って読む、ということを初めてしたかも。実際にあった論文捏造事件をもとにしている同時代性や、後半にいろいろ繋がり出す展開など、こういうのが受賞作品らしさなのかしら? 普段そこまで小説を読む方ではないから、少しずつでもいろんな作品にあたってみたい
- 2025年4月1日杉浦康平と写植の時代阿部卓也読み始めた「けれども、写研という企業の存在意義は、本質的には日本の文字環境(組版)の特殊性を賭け金にしていた(書体の品質は写研の大きなアドバンテージだったが、写研ないし写研二代目社長の石井裕子は、それを組版システムと分離すべきでないという意思決定を堅持した)。ゆえに、その特殊性自体を丸ごと飲み込み、他の言語と共存させられる上位の技術(つまり、PC以降の、アメリカのシリコンバレー主導のデジタル技術)が登場すると、必然的に隘路に陥ることになった。それは、すべてのイメージを含むすべてのメディア記号が、文字(メタな文字としてのバイナリーコード)から生み出される世界、アルファベットの論理があらゆる人間の文字の実現の下部構造になった世界の到来だったとも言える。そのような時代にあって、写研が活動を終息させていったことは、たんに技術的な孤立化の帰結や汎用的先進技術による淘汰(いわゆるガラパゴス現象)という問題だけでなく、知を物質化する一つの理念形としての「本」、杉浦が目指し続けた「書物」の姿が離散化していく時代の始まりでもあった」
- 2025年3月25日
- 2025年3月22日
- 2025年3月21日
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