
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2025年3月21日

アフリカ文学講義
アラン・マバンク,
中村隆之,
福島亮
読んでる
まだ読んでる
アフリカに関する本を出すときに表紙に紋切り型のアフリカっぽいモチーフを使ってしまいがちなこと、それが本の中身とは関係なしにアフリカへの固定観念を強めていくこと、などが語られているが、これはフランスでの出版にかぎらず、そしてアフリカに関する本にかぎらず、ここ日本でも常に起きていることだ。そのあとに引用されるケニアの作家ビンヤヴァンガ・ワイナイナの、「アフリカについて書くなんて簡単じゃないか」と皮肉たっぷりに強調したうえで(p.129)なされる物書きたちへのアドバイスには、あきらかに怒りがこめられている。




