
あき
@akiko113
2026年5月20日
肉は美し
アグスティナ・バステリカ,
宮崎真紀
読み終わった
読了〜!
装丁がめちゃカワすぎて衝動借り(衝動買いならぬ)!
ディストピア食人ホラーSF←バカ好き属性モリモリでありがとう🎶いまはディストピアがアツいです🎶
ウイルスの蔓延によって動物の肉が食べられなくなり、人肉食が合法になった世界の話。
人間の部位に枝肉などの名前をつけることで「人間」の肉を食べている感覚が薄れていく〜の部分、世の多数派がそちら側にまわった時自分も人間食べちゃうんじゃないか⁉️の気持ちになって最悪です(褒めてる)
村田沙耶香の殺人出産がめちゃくちゃ思い出されるというか、あれも現代では到底受け入れられない価値観が政府のプロパガンダ的なものによって受け入れられるようになった世界で、ちょっと浮いてる主人公の話 みたいな感じだった記憶がある!殺人出産好きな人はこれ好きかもよ(逆も然り)
主人公といえば、この小説ずーーーーっと描写が淡々としてるなあと思ってたけど、三人称視点?が混ざってて、主人公のこともどこか他人事感あるまま話が進むんだよね 食肉加工工場の描写とかトンデモショッキングなのにめちゃ淡々と進んでておもろい
てかラスト1行が激アツ!!!!!今まで読んだ小説で1番アツいラスト1行とさせていただきます。叙述トリック味を感じる、あんま叙述トリック読んだことないけど。
主人公のことが他人事っぽいまま物語が進むから、家畜に人間の生活を与える主人公に対して、勝手に家畜のこと家畜として見れない人なのかなあって想像しちゃった。全然そんなことなかった。騙されたー!のきもち。
オチについても色々考えちゃう。主人公って家畜を肉として見ることはできないけど、子どもを産ませる道具(代理母出産ってやつ?)としては見られるんだよな〜
主人公は主人公なりにこの世界に〈移行〉してたんだ......っていう絶妙な後味 ウマウマ
てか主人公が妻帯者なのに家畜とか別の女とかと性行為してるの何⁉️って思ってたけど、あれはいわゆる妻の役割を分担してんのかな
精神の充足、育児とかは妻
性欲の解消は人間の女(妻以外)
妊娠、出産は家畜 みたいな......
そういえば繁殖以外の目的で性行為するのは人間だけってどっかの授業で聞いたぞ
あと読んでて気になったのは執拗なまでの「言葉」についての描写!出てくる登場人物ほとんどに彼の言葉は〇〇で〜〜 みたいなことが書かれてる。なんかのメタファーってやつカナ⁉️と思ってメモしつつ読んでたけど、読み終わってみるとあれは「人間」と「家畜」を分けるものだったのかもしれない。この世界の食用人間は声帯潰されてるから話せないんだよな。
人間と動物の違い、人間の中での身分の違い、色々なものについて考えさせられる激オモロ小説でした🎶
SF系読むとその世界について色々考えちゃうんだよな
人間と食用人間が性行為したらそれはいわゆる異種交配ってやつなんでしょうか......(最悪)