
創
@hajime_8
2026年5月21日

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤計劃
読み終わった
眠れなくて最後まで一気に読んだ
呆然としてるし、めちゃくちゃおもしろい
全然関係ないけど並行して読んでた小説に出てくる銃の名前が不意に出てきてちょっとうれしい
途中からずっと今の世界の話、私の話をされていると思いながら読んだ
↓ネタバレ
母親と見る死人の世界も途中から見えなくなる、母親の庇護と安寧が途切れたみたいだった。
ジョン・ポールとクラヴィスの間には、虐殺の文法を使う理由にかなり大きな違いがあるように思える。
頭の方を読み返すと母に手を引かれて死者の列に加わる描写があって、なんだか「ぼく」という平仮名にひらかられた一人称が目に付く。幼さと弱さの感じがある気がする。
第五部でジョン・ポールが語った虐殺の種播きの理由とウィリアムズが2人とも殺そうとした理由が似て見える。
システムが人の伝記を全て組み立ててくれる世の中にあって、虐殺の文法に則って自分の声で自分を物語る、それってどういうことだろう
あと、本当に少しだけ中身を聞いたことのある『論理哲学論考』と似てることが書かれてて、読みたい





