
和月
@wanotsuki
2026年5月20日
読み終わった
他の方の感想を読んでいると、心に響く短歌や歌人が分散していて、お守りになる言葉は人それぞれ異なるんだなあと感じた。
五七五七七の限られた言葉、「わかれる」というひとつのテーマに絞っていても、全然違う世界が展開されているのが素敵。
私は特に、木下龍也さんの「チープカシオ」と谷川電話さんの「風の複製」が好き。
別れの質感は全く異なるけれど、お二人が痛みと共生する姿勢や、傷をなぞってその思い出を振り返る感覚がとても良かった。
各歌人のあとがきも必見。私が言葉に出来なかった思考を言語化してくれたようにも感じるし、全く思いつかなかった感覚を深く静謐な眼差しで言葉にしてくれている。
どれも読んでいて味わい深く、全員の他の作品集も読んでみたくなった。
特に好きだった歌
「釣り針のような六画目のせいでのみこめもはきだせもしない死」



