
mayu
@yatsu_books
2026年5月20日

フランドルの四季暦
マリ・ゲヴェルス
読み終わった
@ 自宅
季節ごとの自然と人間の関わりを美しい文章で綴られている本書。端正な訳文と、それに添えられた大野八生さんの素敵な挿画から、
春の予兆を見つける歓び、夏の終わりに潜む秋の気配、冬のキリリとした空気感が手に取るように伝わってきます。
特に春や夏では、様々な植物や虫、鳥たちが姿を現し始めるところなどは、夢中になって追いかけたり、草むらを駆け回った子供のころを思い出させてくれました。
「覚えている限りでは最も遠い過去に始まり、一九三八年に書き上げたこの本を、私は一生かけて書き継いでいくことになるでしょう」
年々季節の変わりめが曖昧になってきているけど、四季を綴ること、感じることはずっと終わることはないと、思っていたい。










