読者 "ルーティーンズ" 2026年5月20日

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2026年5月20日
ルーティーンズ
コロナ禍の夫婦の日々を、夫と妻それぞれの視点から静かに描いていく作品。 同じ家に住み、同じ時間を過ごしていると、夫婦は「同じ人生」を生きているような感覚になる。でも実際には、その内側にはそれぞれ別の感情や記憶、見えている景色があって、互いに少しずつ異なる人生を歩いている。その当たり前だけれど忘れがちな感覚を、この小説はとても自然に思い出させてくれました。 視点が切り替わるたびに、「同じ出来事でも、こんなふうに感じていたのか」と小さな気付きがあって、その積み重ねが妙にリアルだった。大きな事件は起こらないのに、生活の空気や夫婦の距離感がじわじわと伝わってきます。 読み終えたあと、実際に妻と、「この結婚生活って、どんな感覚というか、どんな日常として流れてる?」みたいな話をしました。自分にとって当たり前になっていた日々も、相手の側ではまったく違う輪郭で積み重なっているのかもしれない。そんなふうに、自分たちの生活を少し外側から見つめ直したくなる小説でした😯
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