初夏 "推し、燃ゆ" 1900年1月1日

初夏
初夏
@1078
1900年1月1日
推し、燃ゆ
推し、燃ゆ
宇佐見りん
事件をきっかけに推しの崩れていく形をみるのかと思ったら、推しの炎上をきっかけにオタクが崩れていく様子を追う本だった。いや、元々崩れていたような気もするけど。表現がいちいち生々しくて、読んでいて急にぱって画が目の前に浮かぶ文章がときどきあってどきどきした。心に近くて本当に傷ついちゃいそうで読むのが怖くなった。私にはアイドルがいないから、推しを前にした時の高揚感とかそれさえいればという感覚の部分だけ急に解像度が低くなってわからなくなったけど、どんなシーンを描くかと同じかそれ以上に、どんなことばをどのタイミングで使うか、どんなふうに描くかを渡されている感じがして、詩を読んでいる感覚に近かった。
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