土井陽音
@haruto_doi
2026年5月1日
八日目の蝉
角田光代
読み終わった
赤ちゃんを盗むところから始まる逃走劇。警察から世間から逃げ続け、お金もない中で懸命に子どもを成長させる。全国で指名手配になった後は、とある宗教施設に入信することで世間から身を隠し、小豆島に移った後も自らの身分を偽ることによって何とか普通の生活を維持して小学生にあがるまで育て上げる。しかし、ある一枚の写真によって警察に捕まり、人生は一変する。その後、盗まれた子の目線で描かれ、自分の人生における盗まれた子としての経験を振り返る。窮地に追い込まれた時の胆力と母性の長さが忌憚なく描かれ、逃走劇としてもスリリングな展開を楽しめる作品。子育て論としても面白い。小豆島に行きたくなる
