
yt
@yt
2026年5月22日
読み終わった
「ポップ・ミュージックは、取るに足らないおもちゃのように感じることもあれば、人間の生死を左右する重大なものに感じることもある」(p6)
何かが音楽で表現されている、それを読み解くという難題。
「彼らの楽曲から感受される絶望は、社会全体が抱えていた絶望でもあった」(p42)
こんなにも気持ちのいい絶望があったとは。
これが分裂か。
「ここでスピッツが示しているのは、安易に記号にしてしまえば陳腐になる、抽象的かつ曖昧に描かれがちな罪や絶望を、具体的かつ繊細に響かせる音楽の作用だ」(p180)
もうこれ以上進めなくても、愛のことばは聴かざるを得ない。
君が思い出になる前に。
「それ以上に、ポップ・ミュージックにできることなど、果たしてあるのだろうか」(p268)
批評のセオリーを超えた表現。
スピッツは最高だし、私は最高だと言ってしまえる著者も最高だ。








