スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック
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yt@yt2026年5月22日読み終わった「ポップ・ミュージックは、取るに足らないおもちゃのように感じることもあれば、人間の生死を左右する重大なものに感じることもある」(p6) 何かが音楽で表現されている、それを読み解くという難題。 「彼らの楽曲から感受される絶望は、社会全体が抱えていた絶望でもあった」(p42) こんなにも気持ちのいい絶望があったとは。 これが分裂か。 「ここでスピッツが示しているのは、安易に記号にしてしまえば陳腐になる、抽象的かつ曖昧に描かれがちな罪や絶望を、具体的かつ繊細に響かせる音楽の作用だ」(p180) もうこれ以上進めなくても、愛のことばは聴かざるを得ない。 君が思い出になる前に。 「それ以上に、ポップ・ミュージックにできることなど、果たしてあるのだろうか」(p268) 批評のセオリーを超えた表現。 スピッツは最高だし、私は最高だと言ってしまえる著者も最高だ。








akamatie@matie2026年2月16日読み終わったスピッツの歌詞について、同じ言葉が使われていても、初期と近年ではその意味合いが変わっているのではないか。そんな疑問から読み始めた一冊で、まさに探していた内容だった。 スピッツが生きてきた時代背景、日本という国の繁栄と衰退、ロックにとどまらない欧米文化の影響、さらには同時代の文学作品まで参照しながら楽曲を読み解いていく。単なる歌詞やサウンドの解釈ではなく、メジャーではない音作りを続けながらメジャーバンドになったスピッツを捉え直す、「分裂」という視点が新鮮だった。より深く捉えたくて参考文献も読みたくなる。 印象的だったのは、よくある批評のように対象を距離を置いて分析するのではなく、書き手のスピッツへの愛が溢れていること。冷静な分析でありながら、根底には大好きがある。その熱量が心地よくて、私も好き〜と友達と分かち合えたような余韻があった。 スピッツを聞き直して、改めてその魅力に浸ることができた。ざっと読んでしまったけれど、また開きたくなる。


図書館マン@tosyokan-man2025年9月21日また読みたい読めなかった以前、借りたのだけれども、中々一枚目が読めず返却した。時間がなかったのもだけど、音楽のハウツーに面食らった部分もある。 また借りて、読むのに挑戦したい。




















