
bluebird
@Reads_0229
2026年5月21日
不完全な司書
青木海青子
読んでる
「万巻を知ることが、全能ではなく、むしろ知の無意味を明らかにしてしまうという逆説。そんな逆説の図書館のなかに住む者は、あるとき、これらの書物のすべての文字を呪い、それらの前で永遠に目を閉じることを欲しはしないだろうか」(p.28)
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私は何のために本を読んでいるのだろう。
本を読むときはいつだって「本から何かを得なければならない」、「得るもののない読書は無意味だ」、そういう強迫観念に付き纏われていることに気づく。図書館の蔵書全てをもってして知ることは無意味であると喝破する言葉に、肩の荷が下りるような軽やかさを感じた。
この本を読み終える時にはもっと大きな荷物を下ろせているのかもしれない。
