不完全な司書

68件の記録
- 閑谷閑@nyomugen2025年9月24日読み終わった帯の「私設図書館を開いた司書の日常」って言葉に惹かれて、ほのぼのした日常や実際の図書館業務の話を期待して読んだけど、あとがきにあるように「ケアと読書」「ケアと図書館」がテーマの本だった。 途中何度か読むのやめようかと迷ったけど、せっかく借りたのでなんとか最後まで読んだ。 著者の人、本好きって共通点はあっても私とは真逆のめちゃくちゃ繊細そうな人だった。
- ieica@ieica2025年9月7日読んでるp186 「分からない」とは、これから世界を知っていく、あるいは未知を未知として留保していく段階の入口に立ったことを表現したに過ぎないと思えます。そう考えると、「分からない」は終わりの言葉ではなく、始まりのことばなのではないでしょうか。 p189 「分からない」ことを不快として遠ざけ、今ここの自分で分かることだけに囲まれていると、そこに隠された希望に気づかず、いつか行き詰まってしまうのではないかと思うのです。
- SU@real_ding_012025年9月5日読み終わった安定した生活を送るため、背伸びした生活(出世)を送るために強がった偽の自分を召喚していたけれど、自尊心を失わず自分らしく生きること第一に考えたいな。 司書さんがこんなにも利用者に寄り添って、並走者のような存在でいてくれることに今まで気づいていなかった自分に平手打ちしたい気分です…。
- ひつじ@hitsuji_zzz2025年9月5日読み終わった筆者さんも古民家での本の扱いのお話をされていたけれど、本ってなんで毎日読んでいるのにあんなに埃まみれになってしまうんだろう。埃ホイホイじゃないんだから。 湿気にも弱いし、油断するとちいさな虫が不法占拠している。 本棚の手入れって意外と大変だ。でも本棚を手入れすることで、ついでに自分も整えさせてもらっている。
- ieica@ieica2025年9月5日読んでるp 149 「何気ないことだからサラッと流してしまいそうだけど、実はものすごい暴力性を内包している」ことを是認してしまう恐ろしさを、自らももっと身に刷り込まねば、また、知ってもらわねばと感じます。その局面に立たされた時、私のようにそうと気づかずぼんやり通り過ぎ、後になって取り返しのつかない後悔に身を焼かれないためにも。
- 氷うさぎ@yomiyomi2025年7月21日公共性「ルールの掲示それ自体が場の雰囲気を変えてしまう」 「注意書きだらけなので、入るのにも躊躇してしまう」 「(ルールを)掲示するかしないか自体もメッセージとなり、場のトーンを決める」 「「避けたいような事態は防げるし、本来開きたい方面にも開ける」ような完璧なルールを用意しておく必要はない。ルールを決めるのも使うのも、そのルールのある場に集うのも人間なのだから、お互い揺らいで、変化があっても構わない。」 「無粋であるだけで、コミュニケーションの可能性は閉ざされる。」 (p. 94 「ルールとの付き合い方」より)
- なつり@nuts07072025年6月16日読み終わった@ 図書館本を窓に例えた表現に頷く。 開くたびに風や光を与えてくれるもの。 「異常な状態にもすぐに慣らされてしまうからこそ、本を手に、古びた窓を開いて、日常とはそもそもどんなものだったか、そこに入り込む影の形や匂い、気配はどんなものか、知ろうとしなければならないのだと思い至りました。」
- yui@samugari2025年3月15日読み始めた借りてきた他者を尊重するためにも今はまず自分のケアが必要だなと思っていたところ出会った本 この本という窓から外の景色を眺めて、何が変わるか読んで観察してみてる。
- ふるえ@furu_furu2024年4月18日かつて読んだ一度だけ行ったことがあるルチャ・リブロを思い出しながら読む。 私設図書館とありながら、本棚いっぱいに並んだ本を見て驚きとわくわくを覚えたのが懐かしい。 少しの時間しかいられなかったけど、本を読むのに集中できた時間で、その場に居合わせた人たちもみんな本が好きな人で、居心地のいい空間だった。 あの場所の裏側というか、意味みたいなものを考えながら読んでいる。