てるふぉん "カフネ" 2026年5月21日

カフネ
カフネ
阿部暁子
「カフネ」 タイトルの意味がただただ愛おしい。 無償の愛とはこのことなんじゃないかと思ったり。 読了後の、さすが本屋大賞…と納得する内容でした。 先に賞などで私の中の期待値が上がっていたけれど 元気と勇気を貰えた話でした。 昔読んだ本の中に、「受けた恩は石に刻む」という言葉がありそれをずっと覚えていて、 この言葉を行動に移したのが薫子やせつなのことを言うんだなと思った。 行動のきっかけとなったのが2人の共通する人物なんだけど、その人に与えられてきた心地良さが逆に本人の悩みが体の外へ逃がさないのがジレンマのように辛い。 自分の希望と相手の求めることが食い違ったら辛い_ どれだけ人の顔色を伺って過ごしてきた人なんだろうなと、ここまでできる人間はいないと思うけど、 相手の人生に合わせて生きる方法が楽と諦めちゃう人はどこにでもいるから。 私はラストの薫子の強引な行動はカッコイイと思った。 だってきっとここまで勇気を持ってしないとせつなは十分に安心して心を開けれるつながりを掴むことができないから。それは薫子が春彦から受け取った言葉なんじゃないかなと。 ある意味せつなの心が解れていく様子をみていてどうか幸せに生きてほしいと思った。 見て見ぬふりをしないで動く人の勇気をもらいました。
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