
かにまる
@kanimaruko
2025年3月21日

死ぬまで生きる日記
土門蘭
読み終わった
また読みたい
Readsで今作が流れてきたとき、「きっと今、私にはこの本が必要だ」と思い、すぐに購入。
カウンセリングの中でRさんから発される言葉はあまりにも私自身の言葉のようで苦しくなった。強くなったり弱くなったりして現れる漠然とした不安や恐怖心が嫌で、いっそ死んでしまえたら楽なのに、と思っていることを誰にも言えないまま何年も生きている。
この本を読み始めた時、同じだ、救いだ、と思うと同時にその状況をなんとかして変えたいと動くことが出来たことを羨ましくも思った。けれど読み進めていくうちに、一緒にカウンセリングを受けているような気持ちになり、羨ましいと思う気持ちは薄くなっていった。「死にたい」という気持ちを別の言葉で言い換えるなら?という問いが印象に残っている。きっと私の中での「死にたい」は「安心したい」なのだろう。不安や恐怖を感じない、安心して生活したい。それに気が付けたことが私はとても嬉しかった。
またどうしようもない不安に襲われてしまった時は、この本を読もう。私にはまだまだ読みたい本があって、こうして感想を書いている時間は安心していられるから。






