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@__sososo10
紙の本が好きです。同時進行で複数冊読み進めるスタイルです。 アカウント名を変更しました → 旧:かに (過去に読んだ本は2025.1.1にまとめて投稿。)
  • 2025年10月5日
    心療内科医が教える本当の休み方
    少し身構えてしまうようなタイトルではあるが、現代のストレス社会を生き抜くための必読書として、一度皆読むべき内容だった。 「動かなければいけないと分かっているけど体が動かない」又は「動きたいのに動けない」といった状況に陥ってしまった時、気持ちや気合いの問題ではなく体がどういう状態にあるのかが詳しく説明されている一冊。 動けないという状態は「怠けている」のではなく、体からの危険信号、停止信号であること。自分に合った休養方法を選ぶこと。中でも「ポリヴェーガル理論」と「BASIC Ph」は、今の社会で生きるすべての人間が知っていて損はないと思う。 周囲の人間がメンタルの不調を訴え崩れていったり、自分がそういう状況にあったり、いつ、誰の身に不調が起きてもおかしくない時代を生きているからこそ、考え方・気持ち・気合いといった精神面ばかりを重視するのではなく、体からのSOS等身体面の声をしっかり聞くべき。 そしてそれらを知り、理解する人が増え、「休むのは悪いこと」というような風潮が薄れていくことを願う。
  • 2025年9月28日
    なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない
    心が疲れてしまった勢いで軽いパンクを起こし、そのままの状態で本屋に行き、「今の自分に必要な本はこれだろうなあ…」という直感を信じて購入。(書店に行くとこういう"呼ばれている気がする"みたいな出会いがあるのが好きです。) 「心」という複雑なものを複雑なままにして、どう生きてゆくか。 「感情と理性」、「ネガティブとポジティブ」等、両極端にあると思いがちなものを「白と黒」と捉えずにグレーにしていくための方法がやわらかい表現で寄り添うように書かれていて、とても読みやすかったです。 「夜の航海」という名の伴走は、自分ではある程度理解している・実行出来ていると思っている思考や行動に対して、優しく丁寧に新しいスパイスを加えてくれる。 また極端な思考に陥ってしまいそうな時には、この本を開くと決めた。
  • 2025年9月6日
    虎のたましい人魚の涙
    自分を大切にしてあげられる、喜ばせてあげられることは忙しない日々のなかにぽつぽつと存在している。時間や気持ちに余裕がないとき、人は目の前のことだけに集中してしまいがちで「小さな喜び」を見逃してしまうが、そんな時こそ、そんな時だからこそ、周りに目を向け小さな花を少しずつ集めて日々に彩りを与えてあげたい。
  • 2025年8月17日
    ベージュ
    ベージュ
    今、どうしても詩が必要な気がして書店に行った時に「これだ」と思って購入した一冊。 掴めそうで掴めない言葉のようでいて、するすると心に染み込んでくる不思議なリズム感。あたたかさと共にある孤独感。 言葉で表すのは難しいけれど、必要な気がしたという直感を信じて買って正解だった。
  • 2025年8月2日
    鳥のように: シベリア記憶の大地
    外出先の向かい側に小さな本屋があり、そこで入手した一冊。 古本を買う機会があまりなかったので、この値段で本を手に入れていいのか…?と戸惑いつつもこの本に無性に惹かれてしまい購入。 シベリアの俘虜として労働を強いられ、仲間や自らの「死」と隣り合わせの日々を過ごしたからこそ湧き出てくる言葉の重みを受け止める。数行の言葉に込められた、生と死と、絶望と希望。
  • 2025年7月28日
    大人の科学マガジン BESTSELECTION07 小さな活版印刷機
    昔から、紙や印刷物がとても好き。 本を読むようになってからは自分で何かを作ることに興味が向いていたのもあり、自宅で活版印刷が出来るこのキットは買う以外の選択肢がなかった。 「読む」だけではなく、「作る」にも手を出し始めている。
  • 2025年7月26日
    前進する日もしない日も
    移動中にちまちまと読み進めていました。 『前進する日もしない日も』というタイトルが、そっと心に寄り添ってくれる。 これを読むと、自分の生活がいつもよりちょっと愛おしくなる。そんな作品でした。
  • 2025年7月26日
    八本脚の蝶
    八本脚の蝶
    先日、二階堂奥歯さんの日記部分を読み終え、今日全てを読み終えました。 この先の人生で何度も読み返したくなる、思い出して救われるであろう言葉の数々を大切に抱きしめて、生きたい。
  • 2025年7月23日
    八本脚の蝶
    八本脚の蝶
    二階堂奥歯さんの日記部分を読み終えました。 土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』で紹介されていたのがキッカケで購入し、約二ヶ月かけて日記部分を読みました。短いような、長いような、不思議な時間。 偶然か必然か、二十五歳でこの世を去った彼女の日記と出会った私も二十五歳。 同じ歳で「死」を選んだ人間が何を考え、何を思い、何を感じていたのか、それを求め読み進めていくうちに出会ったのは、まるで自分の思考が他人によってそのまま言語化されているような感覚。同じように恐怖心に支配された人間の脳内を覗き見ると、なぜだか少し心が和らぐということ。 日記部分の最後の1頁を捲るのに数十分かかりました。残り100頁あたりから抱えていた「あと少しで彼女がいなくなってしまう」という感情は、最後の1頁で「まだいなくならないで」「もう少しあなたの言葉と一緒にいさせて」に変わり、涙が止まらず、こんなにも1頁を捲るのに時間がかかったのは初めてで少し困惑しました。こうしてすがるのもまた自分勝手な読者な気がしてしまう。 けれど読み終えた時に、きっとこの言葉があれば、この言葉を思い出せば私は生きていけるという安心感もあり、それらは本の上部に大量に貼られた付箋が物語っている気がします。 今、この本に出会わなかったら私はどうしていたんだろう。そんなことを考えながら、まだ残っている部分を読み続けます。
    八本脚の蝶
  • 2025年7月20日
    八本脚の蝶
    八本脚の蝶
    「しかもこのゲームは強制終了はできてもリセットはできないらしいです。」 「毎日生きてはいるが、大抵存在していることに気がつかない。この事実は、夢は毎日見るが、夢の中で夢を見ていることに気づくのはまれであることと対比できる。 時々ふと存在していることに気がつく。」 「相手に自分が奪われていくという感覚と、自分が相手を作り出しているという感覚。」 「綺麗なものたくさん見られた。しあわせ。 そろそろこの世界をはなれよう。」 頁をめくるたびに、この言葉を忘れたくないとメモを取りながら読み進めています。時間をかけて、ゆっくり、じっくりと。
  • 2025年7月7日
    デザインのアトリエ 活版印刷
    デザインのアトリエ 活版印刷
    市谷の杜で開催されている企画展「ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷」にて購入。企画展での販売ということもあり、なんとサイン付きでした。 活版印刷の歴史が描かれた絵本。とても分かりやすいので、活字の歴史に初めて触れる人にも、そうでない人にもオススメしたい一冊。 本が、活字が、もっと愛おしくなる。
  • 2025年7月6日
    ちょっと本屋に行ってくる。2 (書籍)
    「ちょっと本屋に行ってくる。」 もはや私の口癖でもある。 借りた本が読めないという話に深く共感した。 読みたい本は、買いたい本。借りた本は日にちが経つにつれて読まなければいけない本になり、返さなければいけない本になり、気が重くなる。 この章を読んだ数日後に友人に本を貸す機会があったため、「どうかこの章だけでも読んで…!」とこの本も一緒に持って行った。気を遣ってしまうような友人ではないが、人から借りた本に対しての共通の認識があるだけで貸す側も借りる側も心が軽くなる気がして、この本に頼ってしまった。
  • 2025年6月11日
    日記の練習
    日記の練習
    8月27日 お昼にのっけ丼を食べ終わったらどっと疲れて頭が混乱してしまい、「かえりたい」と号泣して予定を随分早めて帰宅。 この一文を読んだ瞬間、脳の奥にグッと刺さり込んできて思わず写真に収めた。 同じ内容が書かれた日記が何度か出てくる。後悔とか苦手とか(ダメだ〜)と思うことが急に襲ってくる感覚を日記に書き留めていくことで、それもまた自分と少しずつ受け止められるのかなと思う。 それでも(やっぱり無理だ〜!)と思う時は何度もあるので、その度に書いていけばいい。 脳内がグシャっとならないためにはやはり日記が必要で、書き続けている。
  • 2025年5月30日
    うたうおばけ (講談社文庫)
    文庫本は心臓の前で開くちいさな盾。 移動中や出先で文庫本を読んでいる時、文庫本で私の心を外の世界から守っている。悩みとか、考え事とか、多分視線とか。本を読んでいる時はそういったものから解放される。
  • 2025年5月17日
    八本脚の蝶
    八本脚の蝶
    記録 「私はときに世界がこのように存在していることに対しておそろしささえ感じる。存在しないかもしれないことに対してではない。存在をやめてしまうかもしれないことに対してでもない。存在している、し続けているというありえない奇跡が今この瞬間にもおこっているということがおそろしいのだ。」 「恋い焦がれる人にくちづけをしてその罪で殺されるなんてそんな幸せはまたとない。 人間が、いやむしろ私が、幸せの絶頂で死んでしまうくらい弱いいきものだったらよかったのに。」
  • 2025年5月8日
    長い読書
    長い読書
    「人はこれから先に時間があると思うから、本を買うのであって、今後の人生において時間がないのであれば、人は本を買わない、ということだ。」 うまくいかなかったり、漠然とした不安に襲われたり、この先どうなるんだろうとボーっと考えてしまう時でも本を買って積み続けてしまうということは、それでも自分には明日があると思っているからだろう。
  • 2025年5月3日
    湯気を食べる
    湯気を食べる
    「人生に余裕があるから自炊をたのしんでいるのではない。余裕がない人生のなかで、自分の人生に納得するためのその手段が自炊だった。」 やはり一番印象に残ったのは『自炊は調律』だった。 「本を読む」というと、「頭がいい」と言われることがある。しかし私は、ただ本を読むことが好きなだけで、誰かの物語に飛び込むのが好きなだけで、賢さを求めているわけではない。結果的に知識として身につくものはあるが、本が好きじゃなければ、本にお金を使うことも、時間を使う必要もない。それでも、好きだから読む。読んでいないと頭がぼんやりして回らなくなってしまうから、自分を保つために読む。そして自分の頭の中を整理するために、感想を書く。 『渡したいわたし』 手土産を考えているときや、会いにいく(渡す)時の高揚感が好き。「そもそも、限りある忙しい人生の大事な時間を使うのだから、顔色を窺ってどの手土産が最善かびくびく考えるような相手とは会わなくていい」という言葉を大切に覚えておきたい。
  • 2025年4月26日
    パリ行ったことないの
    女性たちの物語ではあるが、「自分の人生はこのままでいいのだろうか?」という誰しもが抱えることのある漠然とした不安から抜け出す、ほんの少し解放されるヒントや勇気を与えてくれる作品。
  • 2025年4月17日
    本の読める場所を求めて
    フヅクエの値段設定の話がとても興味深かった。案内書きを読んだだけでは「ちょっと高い」と感じてしまったが、その「ちょっと高い」が特別な時間を生み出すこと、自分へのご褒美になること、自分の価値を高めることに繋がるところまで考えられている。 圧倒的に自宅で本を読むことが多いけれど、たまには外に出て安心して読める環境に行ってみるのもアリだなと思った。
  • 2025年4月16日
    本なら売るほど 2
    中野さんの言葉がとても素敵で何度かメモを取った。 近場に古本屋がないので、基本は新刊を手にすることが多いが、本を買った帰り道は満足感だけでなく、本の重みや匂いを感じながら、本のことを考えて帰宅する。
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