死ぬまで生きる日記

180件の記録
- 汐見@siomi2509272025年9月30日読み終わった著者とカウンセラーの対話の記録。読んで良かった、というのがまず1番の感想。 「はじめに」を読んで、あ、この人の言語化表現好きだ、と思った。素朴で飾らない文章。こんなにプライベートなことを読ませてもらって良いのかなという気持ちで読み進めた。 行きつ戻りつではありながらも着実に前向きな変化をする土門さんを通じて、こちらも勇気をもらえる。 土門さんと同じ悩みでないとしても、気持ちの落ち込みを抱えた時、誰かと距離が離れて不安を感じる時に、この本の内容が『お守り』のひとつになるのではと思った。
- 図書館マン@tosyokan-man2025年9月5日読み終わった図書館本「死にたい」という気持ちと真摯に対峙した土門蘭さんの著書。土門さんの本を読むのはこれが初めてです。 幼い頃から約20年間抱えていた気持ちを、カウンセリングで打ち明けた土門さん。 カウンセラーの本田さんとの対話を繰り返しながら、試行錯誤し、「死にたい」気持ちと上手く付き合う方法を探し、実行します。 「死にたい」という気持ちは普遍的で、かつ個人的なものだと、私は考えています。 だからこそ、「死にたい」気持ちは、簡単に一般化して飲み込むことが出来ません。 「死にたいだなんて思うの、皆おなじだよ」と言われて納得することは出来ないし、かといって「みんな普通に生きてたら、死にたいだなんて思わないよ」と言われた所で、自分だけが変なのだと割り切ることもできない。 普遍的でありつつも、超個人的な気持ち。 だからこそ、死にたい気持ちは馬鹿にされやすいのかもしれません。 他人から馬鹿にされることもあるけど、なにより自分自身が、自分の死にたい気持ちを、一番馬鹿にしてしまう。 少なくとも、私は「死にたい」と頻繁に言う癖に、自分の「死にたい」気持ちを軽んじて馬鹿にして、「こんなこと考えるだなんて、馬鹿なんだな、駄目な奴なんだな」と責めることがありました。死にたい気持ちなんて気の迷いだと、なかったことにして、今も向き合わずにいます。 でも、土門さんはカウンセリングを通じて、自分の死にたい気持ちを自分に解き明かしていきます。この本を読んでいて凄いと感じたのは、そういう土門さんの素直さです。 死にたい気持ちがあることを認めて、他人に打ち明け、アドバイスを律儀に実行する。 死にたい気持ちをなかったことにしがちな私だったら、まず「死にたい」気持ちだけで、カウンセリングには行けません。他人のアドバイスにすら疑惑をもって、「本当かなぁ」と思うだけで実行すらしないと思います。 だからこそ、土門さんが自分の気持ちと対峙して、試行錯誤していく過程に尊敬するし。同時に、土門さんと自分を比較して、自分が情けなくなりました。 自分の気持ちに向き合おうとすることは、別に恥ずかしいことじゃないのかもしれない。 この本を読んで、少しだけでも自分の気持ちと向き合ってみようかと思いました。
- obama@obamabooks2025年7月27日読み終わった@ 自宅タイトルにギョッとしつつ、あまりにSNSで見かけるので以前購入していた一冊。読むカウンセリング本と言い換えられそうと思いながら、少しずつ読み進めた。 こんなにも自分の感情や行動、出来事を言語化できる方でも身動きが取れずどうにかしたいと思うのだから、人間ってままならないし言葉とは一体何だとも思う。でも書くことで作者は瞬きの慰めや救い、なにより生を得ているわけで。 生々しさとは裏腹に、淡々としたやさしさに触れた心地。
- ぼたもち@botamoch12025年7月26日読み終わった著者の言語化表現に感服しながら一緒に考えて気付いたら自分自身と向き合っていた。まるで私もカウンセリングを受けた気分。とても良い読書体験だったな。
- 🕊️@hato2025年7月6日読み終わった死や親との関係について考えることはよくあるけれど、それを人と共有する機会ってほぼなく、本を通して共にゆっくり自分自身のことも振り返る事ができて良かった。 ああこうしていけば良いのかという、生きていく助けになりそうです。
- ゆらゆら@yuurayurari2025年6月24日読み終わった自分も同じように思ってしまう所があるけど、読みながらここは違うなとか思ったりで、もちろん自分の“答え”は見つからなかった。でも読めて良かった。著者の“書くこと”にあたるものが自分にも見つかるといいな。メタファーの共有と他者の内在化の話が特に心に残る。(25.1.13読了)
- もちこ@mochiko247242025年6月14日読み終わった著者とカウンセラーの方との対話を介して、自分もカウンセリングを受けているような気分になる。 対話をしながらの思考実験。 自分のことを少しずつ許せるように、受け入れられるようになっていく。
- そ@__sososo102025年3月21日読み終わったまた読みたいReadsで今作が流れてきたとき、「きっと今、私にはこの本が必要だ」と思い、すぐに購入。 カウンセリングの中でRさんから発される言葉はあまりにも私自身の言葉のようで苦しくなった。 この本を読み始めた時、同じだ、救いだ、と思うと同時にその状況をなんとかして変えたいと動くことが出来たことを羨ましくも思った。けれど読み進めていくうちに、一緒にカウンセリングを受けているような気持ちになり、羨ましいと思う気持ちは薄くなっていった。「死にたい」という気持ちを別の言葉で言い換えるなら?という問いが印象に残っている。きっと私の中にあるのは「安心したい」なのだろう。不安や恐怖を感じない、安心して生活したい。それに気が付けたことが私はとても嬉しかった。 またどうしようもない不安に襲われてしまった時は、この本を読もう。私にはまだまだ読みたい本があって、こうして感想を書いている時間は安心していられるから。
- 海老塩@ebi_salt2025年3月21日読み始めた読書日記昨日、寝る前に読み始めた。 読みながら、私自身もカウンセリングを受けている様な気持ちに。 こころの中で、「うん、うん...」と頷く様な気持ちで読んだ。 普通の人は死にたいと思う事は無いと最初の方に書かれていて、漠然と死について考えてしまう私にとっては、「思う事のない人の感覚はどういうものなんだろう、急に不安や怖い気持ちに襲われて負けてしまいそうな時はどう言う風に気持ちを処理してるんだろう」と考えていた。 まだ読み始めた所だけれど、自分の普段蓋をして奥底に閉まっているこころの部分に触れようとすると、勝手に涙が溢れてしまうのはとても分かるなと思った。 引き続き読み進めて行きたい。
- こばりゅう@kobaryu2025年3月17日また読みたい心に残る一節感想@ SPBS TOYOSUまもなく閉店してしまう、SPBS TOYOSUで見つけた本。 "本当のことを書きたい、といつも思っている"、という書き出しから惹きこまれた。 "「本当のことを書く」とは、正直であることとは少し異なる。事実や感情をそのままさらけ出すというよりは、事実や感情をできるだけ素直に差し出すという感じだろうか" 僕もそうありたいなぁ、と思う。 いろんな感情の存在を認めてくれる本だと感じた。そして、いろんな感情の存在を認めて、包んで、少しずつ前に進んでいく(螺旋的な変化、という言葉もあったけれど)、温かさのある本だと感じた。 11章からの展開、そして最終章から新たな物語りが始まるような文章に、なんだか心に響く小説に出会ったときと同じ読後感がありました。
- ももり@sgn2282025年3月7日読み終わった感想読書日記この本に出会うために生きてきたのかと思った。幸運にも、私の周りには私と同じような感覚を持つ友人がいて、その人たちと毎日言葉を交わして日々をやり過ごしている。人は確かに誰しも究極には独りだけど、自分の感情を受け止めてくれる誰かがいることは救いだと思う。マザーリング、認知行動療法等、ひとりで実践できる解決策は大事なお守りだけど、やっぱり人は他者と交わることで生きていけるんだろうなあと思った。それがとても厄介に感じることもあるけど、著者と本田さんの関係は希望のように見えた。
- ふるえ@furu_furu2025年3月5日読み終わったカウンセラーとの対話を通して自分の「死にたさ」に向き合っていく著者の文章を読みながら、読者である自分の気持ちについても考える時間となった。 作中で触れられている熊谷晋一郎さんの言葉が頭に残っている。
- Rie@rie_bookdam2025年3月1日かつて読んだ蘭さんの本に何度救われたことか。「Rさんは...」の言葉を読むたびに、(イニシャルが同じこともあって) 自分ごとのようにカウンセラーさんの言葉を受け止め、読ませて頂きました。
- しおみん@eriko_cc2024年8月16日読み終わった借りてきたカウンセリングをする人、カウンセリングを受け続ける人の両方の立場で読んだ カウンセリングをする人の立場で、クライエントがカウンセリングを受ける前、受ける過程、終わりを迎えたときの気持ちの動きを、たった一例であったとしても教えてもらえた一冊だった
- 白川みどり@midorishi_2024年5月9日かつて読んだ私はきっと彼女にとって「地球人」で、けれど私もまた別の星から来た「宇宙人」であり、そうやっていろんな星で生まれた人たちが地球で暮らしているのだろう。カウンセリングを通して浮かび上がるその心象風景は、私にとっても希望だった。
- ありた@ari_my2024年2月27日かつて読んだ去年読んでとても助けられた気持ちになった本。カウンセリングを受けた話を通じて自身の思考のくせや出来事をひらいていく土門さんの文章に、自分を重ねながら読んだ気がする。
- saori@pompom_s1900年1月1日読み終わった生きるのが苦しくて辛い。そう思うことが増えた時期にこの本に出会った。 全く同じではないけれど、やはり苦しむ土門さんの文章に支えられた。良きカウンセラーさんとの出会い、自分と向き合うこと。 今後も土門さんの書く文章が読みたい。
- しま@shima27181900年1月1日買った読み終わったまたいつか出会えてよかった一冊 どうしようもなく消えてなくなりたくなった夜に何度でも読み返したい 「人は直線的ではなく、螺旋的に変化していくものです。ぐるぐると同じところを通っているようでも、少しだけ深度や高さが以前とは異なっている。だから、前とは全然変わってないなどと、落ち込むことはないんですよ」