
読書日和
@miou-books
2026年5月22日
刑務所で当事者研究をやってみた
向谷地生良,
村上靖彦
読み終わった
借りてきた
「シャバより刑務所のほうがマシ」と彼らは言った。
刑務所職員から
「最も関わりが難しい」と言われた累犯障害者Aさんと行った、当事者研究の記録。
理由も、トラウマも聞かない。反省も迫らない。
では何をするのか。ひたすら「教えてもらう」。話してもらう。その姿勢で関わり続ける。
本の中で印象的だったのは、累犯障害者の多くは、
「つながり」を求めてもがく中で、時に犯罪という手段に向かってしまった可能性がある、という話。
管理され、最低限の人間関係がある刑務所が、ある意味で「つながりの場」になっているのかもしれない、と感じた。
そしてAさん自身が、少しずつ自分の問題に向き合っていく姿も印象的だった。
特に響いたのは、「支援者だけに囲まれて生きるのは不自然。
もっと普通の縁やつながりをどう埋めるか」という部分。
出所者への風当たりの強さは耳にするし、もし「出所者です」と言われたら、自分も怯んでしまうかもしれない。
でも、その感覚も含めて、もっと自分事として考えられるようになりたいと思った。
まだ理解しきれていない部分がたくさんある。



