のりまき🍙 "夜のピクニック" 2026年5月20日

夜のピクニック
ずっと読みたくて、ついに読み切った。一つ一つの言葉が美しくて、頭の中に登場人物の繊細な感情や彼らが見た景色が浮かんできた。読み終わった時は、まるで彼らと一緒に歩き切ったような爽快感と、終わってしまった寂しさがあった。作品全体が大好きだけれど、特に好きなのは最後のところで、あえて順弥くん視点にすることで、彼らの本当の気持ちがわからない状態で余韻を残して静かに終わったのが美しいなと思った。貴子と融がこの後どうなるのか、わからないという状態に自然に繋がるような気がして、すごく滑らかで気持ちの良い構成になっていたと思う。また一字ずつ手で辿ってゆっくり読み直したい、心に残った一冊でした。
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