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のりまき🍙
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@nori_nori_maki-12-
積読に埋もれる
  • 2026年6月23日
    告白
    告白
    知人におすすめされて、遂に読んだ、、、 読み始めるとページをめくる手が止まらず、なんと2日で一気読み!!読み終わった時は、恐怖と高揚が入り混じった、今まで味わったことのないような複雑な気持ちになった。 なぜ、こんなにも哀しく、どす黒い話に、これほど心を惹きつけられたのか、自分でもよくわからないけれど、他のやりたいこと等も全て放り出して、夢中で文章に食らいついてしまった。 第1章では、森口先生があまりにもかわいそうで、完全に先生の味方として次章に進んだ。最後の表現には目を見開いたが、それでもまだ心は先生側だった。 しかし、そこから描かれるのは、先生を恨み、憎む人たちの物語。自分がはじめ与えられた情報を頼りに読み進めると、誰が正義で誰が悪なのか、自分の倫理観を疑わざるを得なくなる。 そんな読者の姿を歓迎するように、人々の心が歪んでいく様が次々と描かれ、そしてラスト、、、あれを読んだ時、全身に悪寒が走った。 あまりにリアルで、生々しく残酷で、ただただ苦しい。それでも、いやそれを含めてこの作品はどうしようもなく美しく、私の心を鷲掴みにして泥沼の底に引き摺り込んだ。正直、自分はサイコパスなのか?と疑いたくなるほど好みです、、、 この本を読むと、普段私たちが目を逸らしている人間の闇を目の前に突きつけられ、いま生きている中で受け取る情報を安易に信じられなくなる。人生の見方を大きく変える、必読書!!!
  • 2026年6月21日
    十角館の殺人 <新装改訂版>
    圧倒された、、、本格ミステリってこういうことか!と納得させられる本。 私が思うこの本の魅力は、なんといっても読者を「巻き込む」仕掛け。 本文のほとんどを客観的視点にすることで、読者はまるで登場人物の1人のような感覚で物語に入り込む。そして追い打ちをかけるように次々と描かれる、人の「死」のあまりにも生々しい描写に、感情まで本の世界にどっぷりと。 さらに、物語の展開の速度も計算づくし。登場人物たちに心のゆとりがあるうちはゆっくりと描かれ、心が追い詰められるとともに物語は急激に加速。 物語の途中で感じた違和感や疑問が、新たに入ってくる情報にかき消されて、見えなくなる。そして彼らと同じように、犯人の策略にまんまとはまってしまい、、、 そんな構成の渦に巻き込まれてもみくちゃにされて、やっと真相を知った時に、ああ、綾辻先生の思うがままだったんだあ。うわあああ悔しい!とミステリの醍醐味をとことん味わうことができました。最高すぎてもはや恐ろしい👏🏻 読み終えた後は、真相に全く気付けなかった悔しさと、その真相に対する驚きから来た爽快感で、ミステリーっていいなあ。と呟きたくなった。 きっとこの感情は人生で一回、しかも本でしか味わえない貴重なもの。人生の必読書です!!
  • 2026年6月2日
    夏への扉
    夏への扉
    物語が進めば進むほど引き込まれて、2日で一気読みしてしまった、、、以前シャーロック・ホームズやハリー・ポッターの翻訳本が読みにくかった経験から、翻訳本に少し抵抗があったけれど、この本は難なくスラスラと読めてとてもよかった。時代が古いので、はじめ世界観に慣れるまでは何度かの驚きはあるものの、ある意味ファンタジーとして楽しんでしまえばその点でも全く問題はない。構成については、物語の各所に伏線となる要素が散りばめられていて、回収されるまでそれらが小さな疑問として頭の隅にへばりついてくるので、続きが気になって読む手が止まらない。内容も、サイエンスフィクションというだけあって宇宙人が現れた!!などの突飛な展開にはならず、すんなりと理解できる。また、主人公の身に起こる災難に心が痛むけれど、彼の底抜けなポジティブ思考のおかげでどんどん物語が展開していくので、十二国記を読むほどの辛さはなく、気軽に読めると感じた。(十二国記を批判している訳ではない。むしろ大好き!!)最後に、私は何年も前にこの本を少し読んでやめてしまった。それは、登場する猫が可哀想で心が苦しくなったから。もし、当時の私と同じ状況の人がいたら、そこは耐えて、もう少し読み進めてほしい。そこからが本番、超面白いから!!そして、これはネタバレになりかねないが、猫は救われる。安心して、ぜひ楽しんで読んでほしい一冊です。
  • 2026年5月20日
    夜のピクニック
    ずっと読みたくて、ついに読み切った。一つ一つの言葉が美しくて、頭の中に登場人物の繊細な感情や彼らが見た景色が浮かんできた。読み終わった時は、まるで彼らと一緒に歩き切ったような爽快感と、終わってしまった寂しさがあった。作品全体が大好きだけれど、特に好きなのは最後のところで、あえて順弥くん視点にすることで、彼らの本当の気持ちがわからない状態で余韻を残して静かに終わったのが美しいなと思った。貴子と融がこの後どうなるのか、わからないという状態に自然に繋がるような気がして、すごく滑らかで気持ちの良い構成になっていたと思う。また一字ずつ手で辿ってゆっくり読み直したい、心に残った一冊でした。
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