はなこ "ことり" 2026年5月23日

はなこ
はなこ
@Shi-123
2026年5月23日
ことり
ことり
小川洋子,
小川洋子(小説家)
表紙とタイトルに惹かれてお迎えした本。 小父さんの人生そのもののような、静謐でとても綺麗なお話だった。 読後も心にじんわりと残る。 こういう本こそ、鳥の鳴き声が聞こえる所でゆっくり読みたい。 『メジロは水よりもガラスよりも、この世にある何よりも澄んだ声を持ち、奏でる歌は透き通った声で編まれたレースそのもので、目を凝らせば光の中に模様が浮かび上がって見えてきそうだった』 『空に雫を撒き散らし、それが光を受け、一粒一粒きらめいているかのようなさえずりだった』 ことりの鳴き声をこんなにも美しく表現する小川さん凄すぎる。 有名な作家でありながら、一度も作品を読んだことがなく、今作が初めて。 諸事情で電子書籍に切り替えるために積読になってる紙の本を消化中。 ゆくゆくは全て手放さないといけないんだけど、この本は紙の本でずっと持っていたい。
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