ことみ
@5to3chain
1900年1月1日
さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集
氷室冴子,
青依青
かつて読んだ
この中の全てが素晴らしいと思うけれど、「妹」はいつまでも胸に刺さって抜けない棘のよう。
家族の中で優先順位のつくさみしさがどれほどか、わかると思えば思うほどに姉の罪のなさと善良さがうらめしい。妹が姉を心から憎めていたら救われたかもしれないけれど、家族がみんな、お互いを思いやっていたのに、それでも誰ひとり望みが叶わない。美しいほど悲しい話で、悲しいという表現があまりにも陳腐に過ぎると思った。