さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集
6件の記録
モンブラン@yomikakimon2026年5月26日読み終わった設定や人物たちの立場の違いはあれど、作中に出てくる誰もが「これは自分だ」と思わせるような共感を誘引するものがあった。 文章は平易でありながら内省的。そして時に豪快にして大胆。 このとんでもない作家の新作がもう読めないことが本当に悔やまれる。

- ことみ@5to3chain1900年1月1日かつて読んだこの中の全てが素晴らしいと思うけれど、「妹」はいつまでも胸に刺さって抜けない棘のよう。 家族の中で優先順位のつくさみしさがどれほどか、わかると思えば思うほどに姉の罪のなさと善良さがうらめしい。妹が姉を心から憎めていたら救われたかもしれないけれど、家族がみんな、お互いを思いやっていたのに、それでも誰ひとり望みが叶わない。美しいほど悲しい話で、悲しいという表現があまりにも陳腐に過ぎると思った。



