
まーぷる
@marple
2026年5月21日
ギリシャ語の時間
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
言葉を失った女性と少しずつ視力を失っていく男性の心の交わり。
ハン・ガンさんの物語にはいつも「喪失」が存在している。そして、同時に喪失を消し去るほどでは無いが確かに「希望」も存在する。そのどちらも静かに丁寧に描いているので次の作品も読みたくなる。
個人的には育児中なので、子どもを失う(正確には親権を失う)描写が辛く突き刺さった。
今の私には言葉も視力もある。でも、いつそれを失うかなんてわからない。忘れがちだけど全ての物事は当たり前ではなく永遠でも無いことも思い出した。





