郭楽紘 "存在のすべてを" 2026年5月23日

郭楽紘
郭楽紘
@kaku_hami
2026年5月23日
存在のすべてを
未解決となってしまった2児同時誘拐事件について、捜査に関わった刑事と仲の良かった記者と、誘拐から数年後に姿を現した被害男児と高校時代に仲の良かった子の視点から事件の全容を明らかにしていく話。 警察の無念や、被害男児の家庭環境、捜査戦場に浮かび上がってくる数々の関係者が結びついていく様がどんどんページをめくらせていく。そして終盤語られる空白の数年間のエピソード。一体記者の門田はどのようにこの人間を書くのだろう。 本当に塩田武の作品は世界に引き込まれていく。小説の中の世界であるとはいえ、幸せになってほしい。
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