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郭楽紘
郭楽紘
郭楽紘
@kaku_hami
年間150冊本を読むことを目標にしています。 これまではBlueskyの方で記録をつけていたので、URLはそちらのページ。
  • 2026年7月8日
    言葉の園のお菓子番 扉を開けて(7巻)
  • 2026年7月6日
    こちら空港警察
    成田空港で起こる事件を空港スタッフが警察の仁志村署長と関わりながら解決していく話。 空港でのドタバタお仕事モノみたいなほのぼの系の話を想像していたら全然違ってかなりハード目だった。麻薬密輸の大捕物からハイジャックまでかなり幅広い事件が起こる。舞台を成田空港にしたのもちゃんと理由があってよかった。 しかし仁志村に気に入られてしまった咲良は今後何かと利用されそうでかわいそう。
  • 2026年7月4日
    あなたには、殺せません
    何らかの殺意を持った人がその計画についてNPO法人に相談するという話。 いろんな人がそれぞれの動機で何故殺意を持つに至ったのか、どのようにすれば希望を叶えられるのかを相談しながら語っていく。 相談により殺意を抑えて諦めさせるという形ではあるが、その実犯行計画が洗練されていくというのが面白い。倒叙モノではあるものの、どういう犯行計画を立てるかという視点での話はこれまで見たことがない気がする。ただ話がテンプレ的に進むのは少しマイナス。登場人物のその後の話がとても気になる。
  • 2026年7月1日
    777 トリプルセブン
    一人の女性を巡っていろんな殺し屋が集合しているウィントンパレスホテルを舞台にした殺し屋群像劇。殺し屋シリーズの4作目。 こういう伊坂幸太郎の変な人たちがわちゃわちゃしている群像劇は面白い。ただホテルから出たいだけなのに不運に見舞われまくる七尾はとにかく不憫だけども、殺し屋と相対したときはとても格好いい。そしてクライマックスでのラスボスはとにかく不気味だった。 しかし殺し屋シリーズということに全く気付かず買ってしまったため、まだ未読の『マリアビートル』と『AX アックス』も読まねばならなくなった。『グラスホッパー』も読み返したい。
  • 2026年6月30日
    難問の多い料理店
    ウーバーイーツのような出前システムを利用して謎を依頼、解決していくミステリ。『本格王2023』にも1話だけ収録されている。 配達員がオーナーと依頼人の間に入って情報収集していくスタイルで、その配達員も話によって違う人だから探偵役のオーナーのミステリアスさが際立つ。配達員もお金のためにやる人や、オーナーを探ろうとする人までいろいろいて飽きさせない。配達員が持ってくる情報だけではなかなか推理を組み立てることは難しいから、犯人当てやトリックを見破ることを楽しみにしてる人にはちょっと合わないかもしれないが、僕は面白いと思った。
  • 2026年6月27日
    地雷グリコ
    地雷グリコ
    待望の文庫化。 「グリコ」「神経衰弱」「だるまさんがころんだ」「じゃんけん」「ポーカー」に独自ルールを追加してゲーム性を高めている。大体こういうのはなんか蛇足だなって感じになりがちなのに、ちゃんと心理戦が描けていて面白かった。西尾維新も似た感じのことをやるイメージがあるけど、西尾維新ほどややこしいルールでもないのがいい。 続編がありそうな感じではなかったけど、続編があったら絶対読みたい。
  • 2026年6月26日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    サッと一冊本を読みたかったので読んだ。 ルールがはっきりしていなければ生きるのが辛い人の話。しっかりマニュアルが定まっているコンビニ店員であれば輝ける。 明文化されていないルールや、いわゆる「普通ならやらない」というところが全くわからないのは本人も辛いだろうし、周りの人も大変だろうな。こういった暗黙のルールや常識とかはどうやって形成されていくのだろうか。法律に書いてないからOKという考え方はあまり好きではなく、何から何まで明文化されている世の中も嫌なものだろうな。
  • 2026年6月25日
    サクラサク、サクラチル
    受験を通して子をコントロールする毒親家庭と、子を放置しながらも搾取する毒親家庭が描かれる話。 とにかく高い目標と教育でボコボコにしていく染野家は恐ろしい。東大に入って何をしたいのかという問いに答えられないのはきっと社会人になってからも辛いだろうな。あらぬ疑いをかけられて一方的に怒る教育者側もどうかと思う。嫌がらせの犯人は割とわかりやすかったかも。 染野も星も親に囚われずに自分で歩く道を進んでいってほしい。
  • 2026年6月24日
    裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー
    裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー
    『戸惑いの捜査線』に続くアンソロジー。米澤穂信と芦沢央が書いているので読んだ。 全体的に硬派めな話が多い印象。唯一「メゾン・イニシェの怪」がちょっと軽めな雰囲気だった。 「コールバック」はなんというか、子どものいたずらやいじめはその想像力の未熟さから大きな出来事に結びついてしまうのが恐ろしい。「お見通し」は安楽椅子探偵感がなかなか良かった。
  • 2026年6月22日
    忌み児の町
    忌み児の町
    暑くなってきてホラー作品が読みたくなったので読んだ。ある町で起きた住人が次々と何かの世話を始める話。 オカルト的なホラーではなく、パニック映画的なホラー。作中でも洋画の「パラサイト」を始めとしたパニックホラーを挙げてたりするのでそういうジャンル。 町を侵食していく存在は最後まで不気味な存在だけど、因習村的な感じではなかったので、どうやって解決に持っていくのか途中までわからなかった。視点人物になる人が不愉快な感じではないので変なノイズはあまりなく、ずっと物語に入っていける。 最後解決した後の住人たちは、犠牲になった人に対してはどう思うのだろうか。
  • 2026年6月20日
    令和中野学校III スパイ防止法(3)
    シリーズ三作目で消えたコンテナの中身を追う話。対中国のスパイ。 だいぶ成長しているとはいえ、高校事変シリーズと違って行く先々で罠にハマってしまう未熟さがある。高校事変シリーズと絡んではいるからいずれ優里結衣と何かしらの協力はするんだろうけども、そのレベルまで成長するのはいつになるだろうか。
  • 2026年6月18日
    黒い家
    黒い家
    知人に薦められて読んだ本。生命保険の外交員と生命保険を受け取ろうとする人の話。 ずっと曇り空のようなとにかく不気味な雰囲気が終始続く。そして徐々にヒートアップしていく菰田の異常さ。物語が大きく動き出すのは割と終盤だけれどそこからの展開もかなり怒涛で、かつスリルがある。果たして生まれながらにして悪人という存在は本当にいないのかと疑問を持ちたくなる。 これはフィクションの世界だけれど、実際の世の中にもこんな人がいて、その対応に神経すり減らすことはあるよなぁ。
  • 2026年6月16日
    掟上今日子の設計図
    駐車場爆破犯から届いた美術館爆発予告に対処する話。一冊まるまるその話。 テンポの良さと読みやすさはやはり心地よい。隠館の冤罪体質が思わぬところで役に立ったり、ちょいちょち物語がひっくり返ったりと短いながらも起伏が随所にあって良かった。 隠館の探偵リストは今日子さん以外はどれだけ載っているのだろうか。いずれ今日子さんvs.別の探偵とかもあるのだろうか。
  • 2026年6月15日
    教誨師 (講談社文庫)
    死刑囚に宗教の教えを説く人の話。中山七里の『死にゆく者の祈り』を読んで教誨師という職業に興味を持ったのでこちらも読んでみた。 死刑囚それぞれのエピソードよりは本当に教誨師その人の話。もちろんそれぞれの死刑囚ごとのエピソードはあるものの、その人たちと語り合うことでどのような感情を抱き価値観に影響を受けていくのかという方がメインだと思った。後年入院しているときに掃除のおばちゃんと看護師との違いを見て死刑囚との関わり方が変わるのもまた面白かった。 世の中にはまだまだ知らない職業がいっぱいある。
  • 2026年6月12日
    刑事の境界線
    刑事の境界線
    市民と触れ合いながら事件に取り組む刑事と、ギャンブルから反社と関わりを持ってしまった刑事の二つの側面から事件が展開される話。 境界線を表すために二人の刑事が主人公になって展開されていくけど、本の容量が足りていない。面白いことは面白いんだけど、勧善懲悪であったりカタルシスであったりがもうちょっと欲しかったな。やや強引にまとめた感があった気がする。
  • 2026年6月11日
    ぼくらは回収しない
    ミステリの短編集。どれも短いながらまとまっていて面白い。探偵役が推理を披露した先が常に良い結果をもたらすとは限らないというのが面白い。これならちょっとイラっとする感じの探偵役もできる。 個人的には街頭インタビューと追想の家が好きだったかな。 この人の他の話も読んでみたい。
  • 2026年6月9日
    スカーレット・レター
    二作目の原稿に苦しむ作家とその編集者が、作家の実家である旅館に滞在して原稿を進めようとする話。カテゴリ的にはホラーかな。 中盤近くまでずっとなんだか不気味な雰囲気を出しつつ、要所要所で挟まるホラー要素。最後二章くらいで一気に物語が進むけど、もう少し前半や中盤に話が進む要素があっても良かったなぁ。読みつつ残りページが少なくなってくるとちょっと不安になった。 赤い封筒にピンとくる人ならどんな話か推測しやすいかも。
  • 2026年6月7日
    扉は閉ざされたまま
    倒叙モノのミステリ。最近古畑任三郎が話題になってたので倒叙モノを読みたくなって衝動買い。 大学のサークルの先輩後輩の同窓会で起こした殺人をみんなをコントロールしながらも探偵役に不自然な点を指摘されて追い詰められていく。緻密に計画立てたようでところどころミスが見つかったり、本来の目的のために不自然にならざるを得なかったりする場面でビシビシ指摘が入るのは怖い。探偵役の碓氷優佳伏見とどうなりたかったのだろうか。 シリーズモノらしいので続きも読んでいきたい。
  • 2026年6月5日
    京都今出川の謎解きキッチンカー
    大学生が運営するサンドイッチキッチンカーが遭遇する謎を解いていく話。 出てくるサンドイッチが美味しそうで食べてみたくなった。鮭の西京漬とか美味しいに決まってる。たまごサンドって思えば食べたことないけどどれだけ美味しいんだろうか。 謎の方はやけに鋭い店主と情報を集めるバイトの主人公という構成だけど日常謎系でほんわかしていて良かった。最近ちょこちょこ見かけるようになってきたSNS炎上を解決する話はテーマ自体が割と好きなのでワクワクして読めた。
  • 2026年6月4日
    起点 (講談社文庫)
    塩田武士の短編集。骨太な長めの話のイメージが強くて、短編を読むのは初めて。 どれもこれもちゃんとまとまっていて面白かった。先輩ヅラをするせこい上司はやっぱり小さな人間だったし、ある不可解な交通事故の真相を追うのはとても塩田武士の話という感じを短編ながら感じられたし、幼馴染の5人組の結婚の話はバカな男の学生時代だなぁという感じ。短い本ながら読み応えは良い。
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