

郭楽紘
@kaku_hami
年間150冊本を読むことを目標にしています。
これまではBlueskyの方で記録をつけていたので、URLはそちらのページ。
- 2026年4月11日
禍小田雅久仁読み終わった買った人の体のパーツをテーマにした短編集。 正直ようやく読み終わったという感想。驚くほど自分には合わなかった。 ホラーというにはゾクゾクしないし、SFというにはワクワクしない。ただ不思議な空想の世界を読まされているようだった。文体が全然馴染まず世界に入り込めずにひたすら目が滑り、かといって読み飛ばしても特に内容的に問題なく。年に1冊あるかないかの読むのが大変な本だった。 - 2026年4月7日
ウィザードグラス根本聡一郎読み終わった買った人の検索履歴を覗けるスマートグラスに巻き込まれる話。 検索履歴を見られるのは確かに嫌だよなぁ。有名企業がそういうものを開発したことがニュースになっても、一般の人からすれば別にデメリットなくねって反応が一定数あるように描かれるのも結構リアリティある。 『プロパガンダゲーム』とのつながりも出てきて、作品としてはなかなか満足。もうちょっと敵の描写や追い詰められるシーンが多くても良かったかも。 - 2026年4月5日
大好きな人、死んでくれてありがとうまさきとしか読み終わった買った解散したアイドルグループのメンバーが殺されて、その人に直接的・間接的に関わった人たちの話。 アイドルメンバー、マネージャー、勤務先のパートのおばちゃん、親族などいろんな人がその事件に影響されて狂っていくのが面白い。それぞれの視点の人からの話が増えてくるごとに、殺されたメンバーの不気味さが増していくのもよく、最後まで面白く読めた。 - 2026年4月3日
兇人邸の殺人今村昌弘読み終わった買ったシリーズ第三弾。兇人邸に閉じ込められて夜な夜な徘徊する巨人から逃れようとする話。 ヒリヒリするような緊張感がずっと続く。ページ数は多めだけれど経過日数は短め。なんならもうちょっと巨人から逃げる様を見てみたいとは思った。あと巨人の移動経路をイメージするのもちょっと大変だったかも。とはいえども、先が気になる内容で読む手は止められなかった。 最後の一行は「?」となってしまった。続編も期待して待ちたい。 - 2026年3月30日
死にゆく者の祈り中山七里読み終わった買ったある死刑囚と教誨師の僧侶の話。 僧侶というイメージ、それも死刑になった人に教えを説くという特殊な立場と、友人を助けるために足掻く様が時々ズレて感じたけれども、やはり展開としてはとても熱かった。文屋のアシストもかなりいい味を出している。 良然との問答も緊張感があり、かつ責任をとって辞めるという安易なところに落とさないのも、厳しいが面白いと思う。救いを求める者の祈りであると感じた。 - 2026年3月27日
プロパガンダゲーム 偽情報戦根本聡一郎読み終わった買った『プロパガンダゲーム』の続編。二つの陣営で分かれてそれぞれのチームの目標を達成するように活動するところは同じ。ただ途中からの展開で違いを出してきた。 最後の展開は視点が違うせいで人物が見た目での描写で、誰が誰やってなっちゃったのがちょっと残念。 前作との間に『ウィザードグラス』が出てるらしいけど、どこ探しても売ってなくて悲しい。 - 2026年3月26日
5A73詠坂雄二読み終わった買ったJIS漢字コード 5A73で登録されている「暃」という幽霊文字と、それが体に記された自殺者を追う話。 途中までの「暃」の意味や読み方を考察していろんなものが当てはめられていくのは面白かった。 けれども、結末があんまり好きじゃなかったな。思考力で追っていった刑事たちの活動は意味あったのこれって感じだったし、オカルトやホラーとして考えるならゾッとする感じが薄い。どっちかに寄せてほしかった。 - 2026年3月22日
霊獣紀 鳳麟の書(上)篠原悠希読み終わった買った霊獣紀シリーズの新作、馮太后の話。 これまでは帝の話ばかりだったけど、ここにきて皇后がメインになるのが面白い。幼いながらも宮中で必死に生き抜いてきたのも、拓跋濬との関係も美しいし、権力を手に入れられそうになったらまた姦臣が邪魔をしてくるのが中国の歴史の緊迫感を感じるのが良い。 五胡十六国とか南北朝とか、どうしても狭間の混乱期は一人一人に焦点を当てづらいんだけど、その中にもちゃんと名君となる人たちは確かに存在したんだよなぁ。早く下巻が読みたい。 - 2026年3月19日
月光のスティグマ中山七里読み終わった買った瓜二つの双子の姉妹と幼馴染の男の話。 一卵性双生児を使った仕掛けとかがあるのかなとか、ありがちな予想をしていたけど全然そういう話ではなかった。阪神大震災や東日本大地震などの地震をうまく取り入れた話だったし、その時の政権なども見ていたため「あぁ、そう言えばそんな感じだったな」とも思う。ラストがなんとも悲しい話だったけれども、読むのが止められない物語だった。 - 2026年3月16日
誰でもよかった五十嵐貴久読み終わった買った渋谷で発生した無差別殺人事件と立てこもり事件の犯人を説得する話。 前線で頑張る交渉人に対して、本部から来る指示の酷さが際立つ。最後にはなんでそんな指示を出していたのかが開示はされるけどなんとも言えない独りよがりさを感じた。きっと焦点はそこだったんだろうけど、もうちょっと犯人の内面だったり、上の人間の葛藤だったりが欲しかったな。要望と拒否をずっと繰り返していただけに感じてしまった。 - 2026年3月14日
ジェンダー・クライム天童荒太読み終わった買った変死体から過去の集団レイプ事件の関係者を追う話。 最初は警察のコテコテのジェンダー感とそこに細かく突っ込む相棒役のやり取りで、ちょっと面倒くさい奴らだなと感じたけど、物語が進むにつれてその価値観が少しずつ変わっていくのが面白かった。過去の事件の関係者の胸糞悪さや、容疑者の抱えた怒りの感情も、それらがしっかり絡み合って目が離せなくなっていく。 主人公の鞍岡と相棒の志波の関わりも良かった。 - 2026年3月11日
マイ・リトル・ヒーロー冲方丁読み終わった買った交通事故で意識不明の状態になりゲームの世界でのみコミュニケーションが取れるようになった息子とそのゲームの世界大会を目指す話。 父親が善人すぎて騙されたり本来怒りを向けたりする相手すら信用してチームを作っていくのが素敵だった。そして、信用された側も罪滅ぼしとして真摯に協力していく様も感動する。 途中でひょっとしてまた何か騙されるのではとヒヤヒヤしたけれど、ハッピーエンドで締めくくられていてとてもいい作品だった。 これは間違いなく今年の個人的な十選に入る。 - 2026年3月9日
たったひとつの冴えない復讐竹吉優輔読み終わった買ったあるクラスで起きたイジメの犯人と原因を追っていく話。 なかなかえげつないというか、クラス全体がイジメに積極的にも消極的にも関わっていてとても嫌なクラス。だけども、確かにイジメられている人のために声を上げることはとても難しいとも思う。ひとつひとつの原因が見つかったらそいつを糾弾すればいいという雰囲気も気持ち悪い。そういう人の浅はかな部分はかえってリアルにも感じた。 ただ、主人公の夜尿症のエピソードはあんまり必要性を感じなかった。 - 2026年3月6日
- 2026年3月5日
ラザロの迷宮神永学読み終わった買った血まみれで現れた記憶喪失の男の話と、洋館で起きる惨劇が並行して語られる構造。 二つの話がどう絡んでいくのか想像していくのは面白い。途中から色々とこれはもしかしてという要素が絡んでいって、そういえばと振り返りたくなるところも多く読み過ごせない箇所が多い。多分こういうことなんだろうなと予想したところは見事裏切られた。 - 2026年3月2日
- 2026年2月28日
人生リーチ、時々ツモ 麻雀小説傑作選大沢在昌,宮内悠介,新川帆立,竹本健治,筒井康隆,黒川博行読み終わった買った新川帆立目当てで買ったけど、一度別なアンソロジーで読んだことのある話だった。久しぶりに大沢在昌の話も読んだけど、なんだかんだで結構好きなんだよなぁと思ったり。宮内悠介の話も結構面白かった。でもそれ以外の話はあんまりピンと来なかったなぁ。 大の麻雀好きであったら違うのかもしれないけど、ちょっとアプリでやる程度の自分にはあまり響かないアンソロジーだったかも。 - 2026年2月27日
夜の道標芦沢央読み終わった買った塾の教師の殺人事件と、当たり屋の少年の話。 芦沢央の小説にしてはそこまで人間の嫌らしさは感じなかった気がする。時代設定の妙があって、そこをうまく突かれたなという感想。 あとは桜介の思いやりがまったく波瑠には響くものではないのがかえって残酷だった。善意が恵まれた立場からの施しになってしまうところまで考えが及ばないのは小学生だから仕方はないとはいえ、すれ違いがただただ悲しい。それゆえに善意も悪意もない阿久津と過ごすのが楽しかったんだろうな。 - 2026年2月24日
マイクロスパイ・アンサンブル伊坂幸太郎読み終わった買った猪苗代湖を舞台にした二つの世界の話。 あたたかなお話で、七年目のストーリーの収束していく様はとても良かった。お互いの世界が干渉してはいるものの認識はできないのでもどかしさはちょっと感じる。何がどれとは明示されてないことを良さと捉えるかどうかは人によりそうかな。 - 2026年2月22日
まず良識をみじん切りにします浅倉秋成読み終わった買った未来屋書店の特典のために購入。 内容はまさに良識をみじん切りにしないといけなかった。真面目に考えるとその不思議な世界についていけなくなる。デスゲームはまだついていけたけど、クロワッサンや花嫁はもう話のスケールが現実から離れていってこの本の捉え方を変えなければとなった。ファーストはある意味であるあるなのかも。最後の名前については今後自分も悩んでしまいそう。 世にも奇妙な物語を読んでるような、そんな世界の話だった。もうちょっと結末まで知りたい気もする。
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