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郭楽紘
郭楽紘
郭楽紘
@kaku_hami
年間150冊本を読むことを目標にしています。 これまではBlueskyの方で記録をつけていたので、URLはそちらのページ。
  • 2026年5月27日
    ミステリー・アリーナ
    ミステリー小説を読み進めながら早押しで推理を披露するテレビ番組の話。正解したら20億円、誤答だったら臓器移植のドナーにされるという設定。 物語パート→推理披露パートを交互にやっていくも次の物語パートで推理を否定する要素が出て、という展開もメタ的な視点で見たら途中で正解が出るわけないしというのであんまり不自然さは感じないまま進んでいく。そして最後に明かされる構成はなかなかの真実。ではあるんだけど、どうしてもちょっと無理やりだよなぁと感じてしまうところも多い。個人的には物語パートはもっとあっと驚く真相であってほしかった。
  • 2026年5月24日
    痛い人たち
    痛い人たち
    売れないお笑い芸人が連続して他殺体の第一発見者になってしまう話。 クズい人間の描き方がやはり上手く、主人公の北太郎に全く感情移入や同情ができなく、いつか痛い目見ろと思いながら読む物語。犯人は怪しそうな人が散りばめられているので、なかなか最後まで楽しめる。 この物語の後の北太郎の人生も気になるところ。
  • 2026年5月23日
    存在のすべてを
    未解決となってしまった2児同時誘拐事件について、捜査に関わった刑事と仲の良かった記者と、誘拐から数年後に姿を現した被害男児と高校時代に仲の良かった子の視点から事件の全容を明らかにしていく話。 警察の無念や、被害男児の家庭環境、捜査戦場に浮かび上がってくる数々の関係者が結びついていく様がどんどんページをめくらせていく。そして終盤語られる空白の数年間のエピソード。一体記者の門田はどのようにこの人間を書くのだろう。 本当に塩田武の作品は世界に引き込まれていく。小説の中の世界であるとはいえ、幸せになってほしい。
  • 2026年5月19日
    名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは白鳥の歌なんか歌わない
    ユトリロシリーズの六冊目。敦子さんの小学校時代の友人と、水野さんとお孫さんの話と、古着屋の謎の話。 何気ない一言がずっと心に残っていたり、懐かしむ過去はまさに過ぎ去った思い出であるからこそ価値があるのであったり、他者を思いやるのに度を過ぎればそれはそれで失礼であったりと、いろいろ胸に刺さる本だった。出てくるご飯は志の田うどん、台湾〇〇、醤油味のたこ焼き。どれもこれも食べてみたい。 二話の最後に出てくる小説家はひょっとして…と思ったり。この本屋も実際にあるのかな。
  • 2026年5月17日
    百花斉放アノマリー
    中央高校科学部シリーズ2冊目。 前作よりも展開の無理矢理感というか、キャラクターの不自然さがなくなったような気がする。それでストーリーも読みやすくなったと思う。 展開のミスリードも絶妙だったし、最終話の全員団結してる感じもとてもよかった。 前回読んだ時に「なんでこんな中途半端なナンバーからなんだ」って思ったけど、原子核の話でなるほど。過去編が描かれるのも期待したい。
  • 2026年5月13日
    望月の烏
    望月の烏
    八咫烏シリーズ。凪彦の妃選びの登殿の儀と、澄生の話。 これはノンストップで読むしかなかった。特に澄生と雪哉の舌戦は両者の言い分がそれぞれ理がありつつも欠けている部分がある永遠のテーマだからそこに向き合うのは良い。ただ、惜しむらくは絶対的な主人公格が不在になってしまっていることで、誰を応援しながら読めばいいのかわからなくなっているところ。凪彦の成長が唯一の救いかもしれない。
  • 2026年5月13日
    君のクイズ
    映画化されて広告がやたらと目に入ったから読んだ。あるクイズ番組決勝でのゼロ文字回答について探る話。 QuizKnockはよく観てるからクイズのテクニックはちょっと知ってた部分もあって、ゼロ文字回答大体予想はついた。本庄がだいぶミステリアスな人物だったので、もうちょっと人間性が知りたいなとは思ったり。あとプロデューサー側からの視点も見てみたいとは思った。
  • 2026年5月10日
    4月1日のマイホーム
    分譲戸建5軒にまつわるお話。それぞれの家庭がそれぞれの悩みだったりを抱えつつご近所づきあいをしていく。 最初はどの家もなかなか面倒くさそうな家だなと思ってよんでいたけど、そのうち事件が起きたりホラーチックだったりパニック映画のようになったりと展開は結構慌ただしい。結末はそこに落とすんだというのはちょっと意外だったかも。 個人的にはもっとご近所同士でドロドロしていて土地の因縁も混ざって狂っていくような方向でもよかったかなぁという感じ。
  • 2026年5月9日
    伯爵と三つの棺
    1700年代後半のヨーロッパを舞台にしたある殺人事件の容疑者となった三つ子に迫る話。 書記官の一人称視点で描かれていて、どの登場人物も魅力的なキャラクターをしていて読んでいてワクワクする。ストーリーも科学的手法が発達していない時期だからこそ論理的に突き詰めていく必要があるのが良い。それでいて時が経つにつれて真実が二転三転していく運び方も予想がつかずに最後まで楽しめた。 科学が発達しすぎたが故の展開の不自由さがない時代だからこそ描ける展開があるよなぁ。
  • 2026年5月6日
    ロマンス
    ロマンス
    昭和初期の時代に起きた殺人事件と華族をめぐる話。 広げた風呂敷の割にはちょっと結末は細やかだったように感じた。共産主義者やスパイや政界とか、いろいろ話が広がっていったからそこがもっと絡み合っていってほしかった。つまらないわけではないけれども、ワクワクしたからこそちょっとしょんぼりという感じ。
  • 2026年5月3日
    倫敦スコーンの謎
    小市民シリーズ番外編。このあまりテンション高くなく、淡々と進む感じが米澤穂信のミステリの好きなところ。 個人的にはジェラートの話が好きだったかな。アイスとジェラートの違いがあんまりよく知らなかったけど、この話読んだら改めてジェラートをジェラートと認識して食べたいなと思った。 スコーンの話は、調理実習で失敗した原因について書くってのは調理が失敗する前提でいるのか?ってちょっと穿って考えてしまった。
  • 2026年5月1日
    その謎を解いてはいけない 蛇怨館の殺人
    とにかく読むのがキツかった。ネットのノリの悪いところを凝縮したようなキャラクターや文章で、登場人物がとにかく痛い。ミステリというよりギャグ漫画のミステリ回みたいな感じ。 本筋(なのかすら怪しいけど)の事件よりも、容疑者の黒歴史を掘っていくことに重きが置かれているけど、その登場人物自体にその設定いるの?ってところが多すぎて…。ラノベを読んでる気分。
  • 2026年4月27日
    高一事変(1)
    高校事変の前日譚的な、優莉結衣の高一時代を描く話。 鵺沼町という牟禮氏が権力を握っている閉鎖的な村での話。高校事変に比べると結衣がかなり荒っぽい。やってることは変わらないんだけど、沸点の低さだとか過激さはこっちの方が強いイメージ。 5人の保護司がいるそうなので、このシリーズも5まで続くのだろうか。本編が終わるのがまた伸びたような…。
  • 2026年4月25日
    悪魔の追放
    何かに触れるとその記憶を読むことができる人の話。シリーズ三作目。前から期間が空いてしまったから、設定とか登場人物はかなり忘れてたので、ちゃんと前二冊を読み返したい。 とはいえども警察の闇とか、罠を張った騙し合いとか、特殊能力物とかは好きなので、この話も面白く読めた。真壁さんが不憫すぎる。
  • 2026年4月23日
    人財島
    人財島
    追い出し部屋ならぬ追い出し島に送られた人たちの話。社長の胸三寸で全てが決まってしまうのはちょっとどこかで見たことある社風だなと思ってしまったり。 ちゃんと悪いことした人には悪いことが返ってくるので読後感は良い。強いて言うなら野沢さんが不憫すぎたけど。盛り上がり的にもう一山あっても良かったかなぁと言う気もする。
  • 2026年4月20日
    さよなら神様
    さよなら神様
    神様が話の冒頭で犯人を指名してから始まる話。ミステリの最初に犯人がわかってる状態からどうやって犯行が可能だったのかを探っていくスタイル。色々と結末にバリエーションもあって、なるほどそう来たかという展開も多々。 とはいえども、あんまりスッキリするようなストーリーではなかったかなぁ。イヤミスというほどでもないし。登場人物が小学生故のままならなさというか、やっぱり勧善懲悪的な話の方が好きかもな。
  • 2026年4月17日
    霊獣紀 鳳麟の書(下)
    これで霊獣紀も完結、らしい。双角と馮太后の話というより、仙界や天界と一角麒の話がメインだった。 乱れた世に聖王が現れて整えるというところが歴史物として面白いところだから、個人的にはやっぱり人界中心の話の方が好きかなぁ。その後の唐王朝を作る李淵や李世民なんかはもっと輝いているんだろうし。 ただ、あんまり焦点が当たりづらい五胡十六国の物語が読めたのは良かった。
  • 2026年4月15日
    首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿
    刑事小説アンソロジーの『戸惑いの捜査線』に掲載していた話が長編になったのかな。若くして署長になったキャリア警視が首なし殺人事件とその他事件を解決していく話。 櫛木理宇にしては割とほのぼのしていたと思ったけど、メイン事件の背後はやはりドロドロ。ただコトミ含めた刑事の面々のキャラは好感がもてるので、シリーズ化していって欲しいな。
  • 2026年4月11日
    禍
    人の体のパーツをテーマにした短編集。 正直ようやく読み終わったという感想。驚くほど自分には合わなかった。 ホラーというにはゾクゾクしないし、SFというにはワクワクしない。ただ不思議な空想の世界を読まされているようだった。文体が全然馴染まず世界に入り込めずにひたすら目が滑り、かといって読み飛ばしても特に内容的に問題なく。年に1冊あるかないかの読むのが大変な本だった。
  • 2026年4月7日
    ウィザードグラス
    人の検索履歴を覗けるスマートグラスに巻き込まれる話。 検索履歴を見られるのは確かに嫌だよなぁ。有名企業がそういうものを開発したことがニュースになっても、一般の人からすれば別にデメリットなくねって反応が一定数あるように描かれるのも結構リアリティある。 『プロパガンダゲーム』とのつながりも出てきて、作品としてはなかなか満足。もうちょっと敵の描写や追い詰められるシーンが多くても良かったかも。
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