本のまどろみ "花屋さんが言うことには" 2026年5月23日

花屋さんが言うことには
一節ごとに読了感が良くて、 読み終わるのがもったいなく思うくらいでした。 最後の三節はページをめくる手が止まらず出先で一気読み。 キクちゃんと同じくブラック勤務だったので、冒頭から色んなことを思い出して、李多さんが登場するときの「損害賠償請求なんてしようものなら」って言葉は読み進めて行く内にどんな気持ちで言ったのかな…と思わず思ってしまいました。 2週目も楽しみ。 万葉集やその意味、花言葉、いろんな角度から、 ひとつの花の背景が見えてきてそれもすごく読み応えがありました。 そこに重なる登場人物の過去や心情が柔らかく溶け込んでいて、 花がおざなりになることなく、 かと言ってたくさんの登場人物だけが浮くこともなく、 キクちゃんも含めそれぞれの登場人物の生活に川原崎花店があり、 人の暮らしの中に花があるのってすごくいいなぁと思います。 うちの近くにもあったらいいなぁ。 後半の李多さんとお母さん、光代さんの言葉にはすごく勇気付けられ、元気をもらいました。 何歳からだって「ふたたび幸せが訪れる」𓍯* ミドリも最終的に好きになってたし、賄いのカレーもすごく美味しそうだし! 続きがあればぜひ読みたい本。
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