
きなこ
@kinako2025
2026年5月23日

SISTER“FOOT”EMPATHY
ブレイディみかこ
読み終わった
考えさせられる
2022年から雑誌『SPUR』に連載されているコラムの書籍化したこの本、ほぼ全編共感と共に読了。
「シスター『フット』な女子サッカーの歴史」では、イギリスの女子サッカーの負の歴史が紹介されている。
第一次世界大戦の頃、1920年にはすでに女子サッカーチームが活躍し、人気があった。1920年12月の試合の収益を、戦争で負傷したり失業した元兵士を救済するために使われたそうだ。が、翌1921年にイングランド・サッカー協会は、サッカーは女子には向かないスポーツだとして、女子チームへのグランド貸出を禁止した。
前年の寄付行動が、女性が労働者階級の人々を支援するような政治目的だと思われたからだという。女性が自分たちのコントロール下にいなくなることへの恐れだった。
これって現在の日本社会にも通じるところがあると思う。
また私は、1975年のアイスランドの「女たちのストライキ」が、インターネットがない頃になぜ女性の9割が参加することができたのかということを以前から疑問に思っていて、それについての答えも本書中に発見した。
さまざまな団体や繋がりの女性たちがストの前にストリートのさまざまな場所で集まって話し合っていたというのである。(著者の知人が当時のことを覚えていた)
そういう地道な活動の末の9割だったというのだ。
先人たちの勇気ある行動に拍手し、次世代の女性たちと手を携えて、一歩一歩足を踏みしめて前進して行きたいと思った。

