
shiori
@shiori_417
2026年5月23日
菜食主義者
きむふな,
ハン・ガン
読み終わった
はじめてのハン・ガン作品。タイトルと、書き出しを読んだ時点では静かな雰囲気の作品に感じて、寝る前に読むのにちょうどいいかなと思い読み始めたんだけど、蓋を開けてみればヨンヘが眠れなくなる描写にこちらまで眠れなくなった笑
ヨンヘは何か明確なきっかけがあって“菜食主義者”になったのではなく、日々の生活の中で感じるやるせなさや思い通りにいかないこと(第1章の視点である夫からはそれは見えていない)が積もり積もって、臨界点を超えた結果だったのかなと思う。ある女性の身の上に起きた悲劇のようにも読めるけれど、実はヨンへの姉にも同じような願望があり、何もかもが嫌になって、人間という形や肉体から離れて別のものになりたいという気持ちは分かる気がする。
