
Tama^2
@Quo_vadis
2026年5月23日
硝子の塔の殺人
知念実希人
読み終わった
知念実希人の代表作で読んでなかったので、購入。
ただただ先の話が気になり、話が二転三転する心地よさがある作品だった。
冒頭から犯人の独白で始まり、犯人の名前からターゲットの名前まで示されることから、ここからどうやってミステリーを楽しませてくれるんだと思わせてくれる。
作風も舞台も(トリックも)、本格ミステリーをオマージュしたもので、大半のトリックもシンプルで、率直にいうとずさんなもの。建物の秘密とか、図解を見ただけで違和感を察することができるだろう、変な間取りだし。
いや、これもう犯人すぐ捕まっちゃそうだけど、それなら何でこんなに本が厚いのか?という物理的な謎に直面する。
そこが面白いところ。本作は新本格ミステリーを模倣することがトリックの肝になっている。
ちなみに知念実希人作品はたまに、どういう感情で読めばいいのか分からないハッピーエンドになることがあるが、この作品もその類い。ハッピーエンド好きも安心?して読んで欲しい。

