
湯の本棚
@y_book22
2023年5月23日

死神の浮力 (文春文庫)
伊坂幸太郎
かつて読んだ
千葉という存在感
前作は短編(繋がりはきもちよいくらいにある)の集まりだったけど、今回は1つの物語。
その日を摘む、そんな生き方を最期までしていた父と母と、父の愛読書だった本のフレーズを大事に取っておいている小説家。
夫婦2人の息の合い方、というか人生でいちばん大切なものを知らない間に、失った気持ちと、行動は、到底想像できないけれど、千葉とうまくやりとりをする2人も、人間ではない千葉の淡々さも、私が想像する現実とかけ離れてなさすぎて、世界に入り込みやすい😶🌫️
死神通しのやりとりがすき
