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@book0101
1900年1月1日
月ぬ走いや、馬ぬ走い
豊永浩平
読み終わった
沖縄戦で死んだ日本兵から現代の高校生まで総勢14人の人物の語りから構成されており、役割語を駆使しつつ沖縄の80年史を描きます。改行無しで勢いよく書かれる語りは何というか、重くてスピードのある語りです。そんなに文量はないはずなのに、なぜか「圧倒的質量!!」と言いたくなる感じ。語り手から語り手へのバトンタッチもまるでマイクを奪い取る様で、そんじょそこらの群像劇とは一線を画します。物語のキーアイテムとなる日本刀の意味にもご注目。
この作品をあえて一言で説明するなら「暴力の連鎖」。寿命ある限り人間は全ての時代、全ての出来事を経験することはできないけれど、過去・現在・未来は世代を経て確実に影響し合っていて、ふとした瞬間に我々はそれを思い知らされるのです。ほとんどの場合は暴力によって。