月ぬ走いや、馬ぬ走い
73件の記録
ゆい奈@tu1_book2026年8月25日読んでる読書日記猫に噛まれたところが骨まで疼くような痛みを伴い、腫脹・発赤・熱感といったような炎症所見とともに私の右手を支配する。日曜日の朝、救急で病院へいき、処置と抗生剤の処方をしてもらい安堵。「病気のひととかは、何をするにしてもその病気のぶぶんが音を立てる。ノイズをだして、痛い!痛い!っていうから、その病気のぶぶんがあるってこと、そしてじぶんにからだがあって、そのからだが痛みのシグナルをだしてるのを知らざるをえないんだって、だから、病んでるひとにこそからだは存在している、ってこと!(P23)」身体からのノイズは病んだときしかでない。病んでいるときにこそ、この身体を実感できる。私は生きている。私の体は動いている。無自覚でいられることの幸せをおもった。 兵隊さんが赤子と母親を殺すところで、環境による思考、心情、そういう状態にさせられていく人間の脆さに、どうにもならない過去に、未来を生きる私は何を思えばよいのか、何を言葉にすればよいのかわからなくなる。戦争は人間を悪魔にするのだなという実感。涙もでない。 すこし時間ができると『日記の舌』。「頭のなかにやらなきゃなあと思っていることがずっとあるのは心に良くない。(P140)」という新年の日記を読みながら、重心/支持基底面/立ち直り反応の因果関係(神経学的要素)をまとめていないことにモヤモヤとしている自分と向き合うこととなった。今からする。現在深夜1時である。 夜は外食。お好み焼きとオムそば。鰹節が踊ると、子も踊った。





ゆい奈@tu1_book2026年8月20日買った読み始めた本土へでる用事があり、おおきな本屋に数年ぶりへいったら、欲しい本があって3冊買った。そのうちの1冊。沖縄戦についてもうすこし触れていたいので。あと二冊は『眠られぬ夜のために』の第一部と第二部を。 飼い主が急逝し、行き場のなくなったノルウェージャン2匹を保護団体から預かっている。来週にはもう里親が決まるそう。もふもふでおおきい。うちの子たちがとてもちいさくみえる。










ni@u_kiuki302026年8月11日読み終わった沖縄の底に脈として流れる清濁が一緒くたに巡りめぐるその勢いを、語りで、形式で魅せる、説得させるというのが何とも上手いなあと思った その技術が凄い
中山@nakayama02202026年8月10日読み終わった沖縄の濃厚な80年間を、どうして200頁ほどの短い作品でこうも表現できてしまうのだろう。もしかすると「これが沖縄の歴史だ」と分かった気になるのは内地の人間の驕りなのかもしれないけど。 打越正行の「ヤンキーと地元」を読んで本作を再読したくなったわけだけど、本作を読んだら今度はベンヤミンの文章が読みたくなった。




おとうふ@Ritty152026年6月21日読み終わった第二次世界大戦以降の沖縄の話。時代を行き来しながら、表象化しない人々の生々しい悲劇を描いている。 沖縄にすべてを負わせた上で成り立つ日本の平和は本当に平和と言えるのか、戦後80年未だ解決されない問題を今一度考えるきっかけになった。 メモ📝タイトルの意味 月ぬ走いや、馬ぬ走いさ (ちちぬはいや、うんまぬはいさ) 馬さながらに歳月は駆け抜けてしまうのだから、時を大事にすべし、けれど苦悩は結局なくなるものとしてほう放ってしまいなさい!p.183




原沢香司 フクロコウジ旅と本と人@harasawa_koji2026年6月18日読み終わった@ フクロコウジ 旅と本と人疾風怒濤という風な文体に、沖縄の人々が生きてきた時間がゴツゴツとした手触りを感じさせるように立ち上がってくる。脈略がない話のつながりが、実はしっかりと関連し合っている構成もみごと。つぎの「はくしむるち」もとても楽しみだ。

きょーこ@kyo-kom2026年6月6日読み終わった現代小説と時代小説の狭間にいるような、不思議な読み味の本。 戦後の沖縄から現代の沖縄を、14人の視点を通して覗き見ていく話なのだけど、読者の共感や理解を促したり読み手の快感作るような分かりやすい構成や演出をしない、その剥き出しな感じが個人的にすごく好き。 正直よく分からない部分も沢山あるし、読みづらい。けれど、「その人(登場人物)が見て感じた記憶をそのまま差し出す」というような荒っぽさや(物語としての)違和感、読み手に易しくない描写や展開が、それぞれの記憶の断片をこちらにリアルに感じ取らせてくれたように思う。過去にあった出来事や、歴史として語られる話の奥にあるのは、その時間を生きた人たちの人生の集まりで、本来はこういうふうにバラバラで繋がってたり繋がってなかったりする、混沌としたものなんだなとハッとさせられた。 時代も性別も感情も全然違う人たちによる言葉の連なりには、解らないところも共感できないところも沢山ある。けれどその中に感じ取れるものもちゃんとあって、読んでいて心を揺さぶられた。切なかったし、胸が苦しくなった。そして解らなさも不快感も含めて「良い読書だった」としみじみ思う、自分にとっては貴重な一冊。 読後の余韻が深くて重くて、一晩経ってもふとした拍子に思い出してなんとも言えない気持ちになる。 クセがかなり強い重たい話だけど、たくさんの人に読まれて欲しいとも思う。
gene@book01011900年1月1日読み終わった沖縄戦で死んだ日本兵から現代の高校生まで総勢14人の人物の語りから構成されており、役割語を駆使しつつ沖縄の80年史を描きます。改行無しで勢いよく書かれる語りは何というか、重くてスピードのある語りです。そんなに文量はないはずなのに、なぜか「圧倒的質量!!」と言いたくなる感じ。語り手から語り手へのバトンタッチもまるでマイクを奪い取る様で、そんじょそこらの群像劇とは一線を画します。物語のキーアイテムとなる日本刀の意味にもご注目。 この作品をあえて一言で説明するなら「暴力の連鎖」。寿命ある限り人間は全ての時代、全ての出来事を経験することはできないけれど、過去・現在・未来は世代を経て確実に影響し合っていて、ふとした瞬間に我々はそれを思い知らされるのです。ほとんどの場合は暴力によって。












































































