
いちのべ
@ichinobe3
2026年5月24日
牧師、閉鎖病棟に入る。
沼田和也
読み終わった
好奇心から手に取ったが、自分のその好奇心自体が、「『まとも』と『まともではない』とのあいだに線を引き差別している(p108)」ところに起因したものだったかもしれないな、と読み終えて思った。
> 被害者ポジションに居座るのでもなく、根性論でもなく、自己卑下でもない。これまでの「ありのまま」像とは違った在り方を探す。困難な道ではあったが、これまで自分では考えたこともない自己探求であった。(p123)
> 使徒パウロには「とげ」、すなわちなにかの病気があった。彼も苦しみのなかで「なんでこんな苦しみがあるのか。神さまなぜですか」と嘆き、祈ったのだろう。だがそのうち、彼は悟ったのだ。誇るべきはおのれの強さではなくて弱さ。語るべきは自分の一貫性ではなく綻び。ほんとうの輝きは、弱いもののなかにこそあるのだと。(p205-206)
