
和月
@wanotsuki
2026年5月24日
アナヅラさま
四島祐之介
読み終わった
ホラーっぽい表紙とタイトルだけどこのミスで賞をとってるからミステリーなんだ〜と読み始めた。読了後の所感としてはちょうど中間のジャンルだった。
主人公を筆頭にキャラの個性がしっかり立っていて、探偵事務所の面々に魅力を感じたからこそ、シリーズ化が難しい物語だったのが口惜しい。3人でドタバタと探偵稼業に明け暮れてほしいなぁという願望を抱いてしまった。
アナヅラさま視点に切り替わる場面が序盤からあるので、犯人の存在を明示した上でお話が進むのが新鮮で面白かった。
文体が軽快というか、かなり現代的な言葉遣いを用いて書かれているので、さくさくと読める。ラノベを読んでいる時に似た感覚。重厚な探偵小説では無いが、昨今流行りのホラー要素を盛り込みつつ、人間の二面性について鋭く切り込んだ作品で楽しめた。
デビュー作とのことで、良い意味で粗さを感じられる。次回作も期待。


