
山
@mook0141
2025年3月22日

読み終わった
著者の実家は酪農を営んでいる。その起点である北海道に渡り酪農を始めた祖父、さらに御先祖まで家族の歴史を辿る。ファミリーヒストリーとしてわくわくしながら読んだ。
その中で、必然的に終戦後から現代に至るまでの暮らしも描かれ、教科書とは異なる視点からの近代史を知ることもできる。
なにより、全編を通じて、後半で著者が書いている通り「過酷な自然環境と、そこに足を踏み入れ、住む人々」に対する親しみや愛情、またそういった人の一人である父に対する愛情が滲み出ていて、読んでいて温かい気持ちになった。



