父が牛飼いになった理由 (集英社新書)

8件の記録
- gaiav64@agulv642025年3月27日読み終わった河崎さんの本は、以前何冊か読みました。動物の描写がリアル過ぎて怖いぐらいでしたが、このエッセイで、鳥を絞められる女子高生だったことを知り、なるほどと感心しました。先祖から、家族みんながたくましく生きていて素晴らしい。
- 山@mook01412025年3月22日読み終わった著者の実家は酪農を営んでいる。その起点である北海道に渡り酪農を始めた祖父、さらに御先祖まで家族の歴史を辿る。ファミリーヒストリーとしてわくわくしながら読んだ。 その中で、必然的に終戦後から現代に至るまでの暮らしも描かれ、教科書とは異なる視点からの近代史を知ることもできる。 なにより、全編を通じて、後半で著者が書いている通り「過酷な自然環境と、そこに足を踏み入れ、住む人々」に対する親しみや愛情、またそういった人の一人である父に対する愛情が滲み出ていて、読んでいて温かい気持ちになった。